犬の白内障が進行したらどうなる?〜我が家の場合〜

久しぶりにわんこネタです。

ご存知ない人もいると思うので、まずは我が家のわんこ達を簡単にご紹介。

マロン&ロイ

これは、2016年の冬に撮ったもの。

右のレッドが marron で、左のクリームが roy です。どちらも今年10歳になるオスのトイプードル。当時はまだ白内障は発症しておらず、roy の両眼は真っ黒でした。

発症したのはいつ?

2017年の春、時々おもちゃのキャッチを外すようになった roy 、もしかしたら見えていない? と不安になり動物病院を受診。案の定「白内障です」と診断されました。4月7日のことです。

その時はまだ、目もクリアでほとんど白くはなっておらず、ごく初期の段階でした。

roy

獣医師曰く、進行はその子によって違うこと、手術するのはまだ早過ぎるということで、まずは点眼薬を使って進行を遅らせつつ様子を見ることになりました。

使用した点眼薬は『カリーユニ』です。これは、ピレノキシン点眼薬と呼ばれる『初期の老人性白内障』治療に使用されるもの。基本的に、点眼薬は人も動物も同じものを使うんですよね。もちろん、わんこ専用のものもありますけど。

幸い点眼薬の効果もあって進行は遅く、まだまだ見えている状態がしばらく続きました。一時は日本未認可の点眼薬にチャレンジしたこともありましたが、獣医師の反対もあり途中で中止。

今思えば、続けていても良かったかな・・・なんて思ったりもしています。後の祭りですが(苦笑)。

>>クララスティル(Clarastill) 

で、その後は小康状態が続き、このままさほど悪くはならずに済むんじゃないかと思っていましたが、2018年秋頃から徐々に左目だけが白く濁ってきました。

とうとう、進行し始めたのです。


現在の状況

ずっと通院していた動物病院から、比較的近くの別の病院に変わったのが約半年後。

転院したのは、我が家から病院までが遠かった(片道1時間)こともありますが、どうしても「やりましょう!」と勧められる手術を決断できなかったのも理由の一つ。

1度別の病院でも診てもらおうと家族で相談、結局今通院している医師の考え方に納得できたため、変更することにしました。何かあった時にすぐに行けるので、安心です。

理由は分かりませんが、白内障はたった1週間で真っ白になってしまう子もいるほど、その進行には個体差があるらしいので、数年間ほぼ進行しなかった roy の目は、もしかしたらまだマシな方だったのかも知れません。

が、

白くなり出すと、早かった・・・(泣)。

あれよあれよと白く濁った範囲が広がって行きました。そしてとうとう、2020年の春、もう点眼しても意味がないと診断され、左眼の点眼は中止となりました。

現在は、右目の『カリーユニ』点眼と、合併症予防のために『アトロピン』の点眼をしています。


日々の生活

少しずつ見えなくなっていく roy の目。発症した時はショックだったし、どうしようという不安しかなかったけれど、今は以前と変わってしまったところもあるものの、楽しく生活できているんじゃないかと思っています。

白内障発症からほぼ見えなくなるまでの3年半、どんな風な経過を辿って来たのか、ざっとまとめてみたので、白内障を既に患っている、もしかしたらそうかも? と不安になっている飼い主の方は参考にしてください。*進行は個体差があります。

  1. 白内障発症時・・・ほぼ見えているので生活は変わらず。おもちゃのキャッチを時々外すくらいでした。
  2. 小康状態の時・・・おもちゃのキャッチができないことが少し増え、時々ソファーへのジャンプを躊躇することがありました。
  3. 左目が徐々に進行している時・・・散歩中、下り坂や下り階段を嫌がるように。また歩く場所が、marron の後ろ(いつもの定位置)から私の足元になりました。これは恐らく、足音が聞こえるからだと思っています。おもちゃのキャッチは、さらに外すことが多くなりました。
  4. 左目がほぼ見えなくなった時・・・玄関のたたきからホールに自分で登れなくなり、ソファにも滅多にジャンプしなくなりました。家族が帰ってきて喜んで駆け寄る時、まれに家具にぶつかることも出てきました。以前より、音やニオイに敏感になってきたのがこの頃。キッチンで調理をしていると、クンクンしながら寄ってくることが増え、特に肉を焼くと激しく上を向いてクンクンするように。
  5. 現在、右目もほとんど白濁・・・恐らくほぼ見えていない状態。次回の検診で『カリーユニ』の点眼は中止になると思っています。最近はさらに音に敏感になってきました。キッチンから「おやつあげるよー」と言っても走って来なくなったので、こちらから持っていくとやっとニオイを確認して食べる感じ。おもちゃは20回中キャッチできるのが1回くらいかな。それでも毎日おもちゃで遊ぼうと、自分で選んだおもちゃを加えて足元に持ってきます。「じゃあ、遊ぼっか!」と言うと、大喜びでいつもの遊び場(絨毯の上)に走って行きます。遊んでいる途中、頻繁におもちゃを見失いますが(元々見えていないけど)、おもちゃをニオイで探してちゃんと持ってきます。

こんな風に少しずつできないことが増えてきたわけですが、それでもトイレ・水飲みは今でも完璧!! やはり見えていた時の記憶やニオイでわかるようです。

以前獣医師から「そんなに生活には困らないから」と言われていたことが、こういうことかと最近痛感しています。



ちなみに、我が家はずっと散歩時にはおしっこを外ではさせないようにしていて、出かける前に済ませているのですが、今も「お散歩だからおしっこ!」と言うと、部屋のどこにいてもちゃんとトイレに行っています。

だからこそ、今後 roy が不安にならないように、ペット用品の大きな変更や家具の位置の変更はしません。よく聞く話ですが、これは本当に大切なことだと思います。

飼い主が注意すること

今後さらに進行すると、水晶体が外れる『水晶体脱臼』を起こすこともあります。

怖いのは、その場合に起こり得る合併症(ぶどう膜炎・緑内障など)。そのリスクを極力避けるため、虹彩癒着しないよう点眼(アトロピン)を続けているわけです。

飼い主としては、毎日の点眼時に目の充血をチェックしたり、目を痒がっていないか、しばしばしていないか、痛がっていないかなどを気にかけなければいけません。

少し前にも、目の充血と共に目をしばしばさせていたためすぐに病院へ。幸いただの炎症ですぐに治ったのですが、正直いつ起こるかわからないので怖いです。

ただ救いは、白内障を発症したからと言ってどの子もそうなるわけでなく、どちらかと言うと確率的には低いということかな。最後まで何事もなく目が白いままの子も多いので、願わくば roy もそうあって欲しいと思っています。

パテラ(膝蓋骨脱臼)の再発の心配もあるし、白内障の合併症、アトピー性皮膚炎と色々問題を持っている子ですが、食欲旺盛で元気なので本当に助かっています(笑)。

パテラ(膝蓋骨脱臼)のその後、今年は大きな手術を受けました。

2015-12-28

あ、アトピー性皮膚炎の子には、断然『アポキル』がおすすめですよ!!

白い目のroy

現在の roy 。両目とも真っ白ですが、微かに光は感じているようです。話しかけると、一生懸命首を傾げながら聞いてくれます。

marron

marron は、外的な問題は一切ありませんが、胃腸が弱い(苦笑)。偏食くんということもありますが、フードを完食することは滅多にないのがちょっとね・・・。

食べない時は大体お腹の調子が悪いので、病院から貰っているお腹の薬を早々に飲ませています。そうすると半日ほどで復活(笑)。

ここのところ、自分の血圧も高くて薬を飲み始めたので、今以上の心配事は起こらないで欲しいと願っていますが・・・こればっかりは、誰にも予測できないので、気にしないのが1番ですね!

とにかく、できることはやってあげたい、どの飼い主の方もそう思っているはず。言葉が話せないからこそ、注意して観察するのことは大切ですね。

 

M&R