毎年12月は、marronの混合ワクチン接種のために病院に行くのですが、今回は同時に royの眼科検診もお願いしていたので、2わんこを連れて行きました。

marronもroyも病院嫌いなので、待合ではテンション低め(笑)。特に marronは興奮しすぎて舌出し状態になります。落ち着かないまま診察を受けましたが、特に問題はなかったので、予防接種をしてもらって終了。やれやれ。
問題はね、royですよ。
白内障の眼科検診って何するの?
病院によっても違うのかも知れませんが、気になる人もいると思うので、今日は royがどんな検査を受けているのかご紹介したいと思います。
現在、royは白内障を患っています。
発症が発覚したのは、2017年の4月。すぐにカリーユニ点眼をスタートしました。それからまだ2年経っていませんが、ここ1〜2ヶ月で急に左目が白く濁ってきたのです。
>>royの白内障進行を止めたい!日本未認可“クララスティル”の使用を考えてみた

幸い日常生活に支障はなく、おもちゃのキャッチもできているので、ある程度は見えているのかなと思うのですが、実際のところはわかりません。
太陽の光は、通常よりも眩しく感じることが多い白内障。royも外に出ると目を細めます・・・。とは言え、犬の場合は太陽の光を避ける必要はないようなんですけどね。
さて、病院での検査について。白内障の状態を診るために実施する検査は、以下の3種類です。
- スリットランプ検査
- 眼圧検査
- 眼科超音波検査
まず、しっかりと眼底が見えるように、瞳孔を開く目薬をさして準備。目薬をさしてから約10〜15分ほど待機して、瞳孔が開くのを待ちます。
そしていよいよ検査です。
スリットランプ検査
スリット光によって、水晶体の混濁の程度を確認します。費用の目安は3,000円〜4,000円。
眼圧検査
眼の圧力を測定する検査。眼圧が上昇すると失明に繋がるため重要な検査。費用の目安は1,000〜2,000円。
眼科超音波検査
眼の中や眼の奥まで検査できる。白内障は濁るので、眼の中の観察が難しいためよく使われる検査。網膜剥離や眼内腫瘍なども見つけやすい。費用の目安は3,000円程度。
以上の検査が終わると、診断結果が出ます。
royの診断結果
残念ながら、今回の診断で明らかに進行していることがわかりました。
そりゃそうですよね、目に見えて白くなっていたのですから(泣)。右目は幸いほとんど進行しておらず、視力に問題はありませんでした。でも、気になっていた左目は・・・
かなり進行していました。
そんなことってーーー(泣)。
1年以上もカリーユニの効果があるからと続けてきたのに・・・。なんだか悔しい。効果があるなら、そのままキープして欲しかった。
人で考えても突然悪化する・・・なんてことはよくあることなので、頭ではわかっているのですが、気持ちがついていきません。
カリーユニが効かなくなったの?いや、でも右目には効いている気がするし・・・。獣医師曰く、進行には色々あるのでスローペースで進む場合と急激に進む場合があり、今まで効いていた薬も追いつかなくなる場合があると。
つまり、royの場合は左目だけが急に進行して、カリーユニの効果が追いつかなかったということです。
そして、今後についていろいろと話をしました。
年齢的には手術がベストということでしたが、術後のケアが大変なこと(10種類の目薬を3週間ほど続けなければいけない)、通院がパテラの手術のときよりも多いこと(術後は何度も経過を観察する必要がある=我が家は病院まで1時間ほどかかる)、術後は約1割の子に合併症(緑内障や網膜剥離や水晶体脱臼など)が起こることなどを考えると、即決できませんでした。
もしかしたら、白内障手術だけは近くの病院でする方がベターかも知れませんよね・・・。
>>パテラ(膝蓋骨脱臼)のその後、今年は大きな手術を受けました。
とりあえず、早急に手術をしなければいけない状態ではなかったので、春のフィラリア検査のときに再検査をしてから考えることになりました。
ああ・・・
凹むーー(泣)。
犬の白内障は、特に若く(6歳以下)発症する場合は遺伝的な要素が高いので、royもおそらく遺伝なんだと思います。仕方がないことだし予防できることでもないと思うので、そうなんだと受け入れるしかありませんが、どうして・・・とやっぱり思ってしまいます。
でも、とにかく、今は元気だし見えているので、いっぱい遊んであげたいと思っています。もちろんめげずにカリーユニ点眼も続けたいと思います。せめて右目の進行だけでも、遅らせられることを祈りつつ。
もしかして、うちの子も白内障かも?と思ったら、早めに受診してくださいね!