3月3回目のコストコショッピングで初めて買った『パステル デ ナタ』をしーっかりと味わってみたので、今日は詳しくご紹介したいと思います。
カークランドシグネチャー パステル デ ナタ 16個 798円(税込・2021年3月)
直径およそ 8 cmのタルトが16個入っています。その内プレーンが8個、パウダーシュガーとシナモンパウダーがそれぞれ4個ずつとなっています。
昨日フライングで食べた後、家族にも食べてもらったら「おいしい」と好評でした! そのままでも十分おいしく食べられましたが、パッケージに温め方が記載されているように、本場の食べ方を真似て温めると更においしくなりました。
どう考えてもカロリーは高め(100gで287kcal=1個54gは155kcal)なので食べ過ぎには注意ですが、コーヒーと半端なく相性が良くて困るかも知れません(笑)。
甘過ぎないけど、甘いペストリーって罪だわ!
商品について
まずは、『パステル デ ナタ(Pastel de nata)』について。
『パステル デ ナタ』は、18世紀に誕生したポルトガル発祥のペストリーです。およそ300年以上の歴史があり、以前ご紹介したフランスの『カヌレ』同様、こちらも修道院で焼かれたのが始まりと言われています。
その修道院は、首都リスボンの西に位置するベレンにある『ジェローニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)』。ユネスコの世界遺産にも登録されている、有名な観光名所です。
なぜ修道院で誕生したのかというと、『カヌレ』が白ワインの清澄化に使用された卵白のあまり活用だったのに対し、『パステル デ ナタ』は修道女や僧侶の衣服の洗濯糊として使用された卵白のあまり活用だったよう。
卵白って、食べる以外にも色々活用方法があったんですね〜。
最初に誕生した『パステル デ ナタ』のレシピで作られたペストリーは、修道院を支援するために販売。後に起こった自由主義革命により、修道院が閉鎖される1834年まで続きました。
その後 ファブリカ デ パステル デ ベレン(Fábrica de Pastéis de Belém)にレシピが売却され、現在『パステル デ ベレン』という商品名で元祖『パステル デ ナタ』の販売が続いています。
特徴と王道の食べ方
- 外側はサクサクとしたフレーク状のパイ生地に似たペストリー
- クルクルと巻いた生地を縦に広げてプレート状にしている
- 内側はクリーミーなカスタード
- 焼かれた表面は軽く焦げてキャラメル化
- 焼きたてを食べるのがベスト
- パウダーシュガーやシナモンパウダーをまぶして食べる
- コーヒー・カプチーノ・ラテと一緒に楽しむ
- コーヒースプーンを使って、内側のカスタードをすくい取って食べる
これが実際に温めた『パステル デ ナタ』。外側の生地がサックリとするように、180℃のオーブントースターで5分ほど加熱しています。
こうして断面を見ると、特徴でもある生地が縦になっているのがわかりますよね。これを底から見ると・・・
こんな感じ。これは、明らかに一般的なプレート型パイとは違います。
中のカスタードが少しトロッとなっているのがわかりますか?
温めることで、香りが更に増しました。バターは入っていないけれど、十分いい香りです(笑)。
原材料
タルト(砂糖・小麦粉・マーガリン・卵黄・脱脂粉乳・卵白・コーンスターチ・食塩)・シナモン・粉糖/香料・カロテン色素・(一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含む)
消費期限
加工日含め3日
どんな味?
どれも
おいしい。
想像以上においしかった!
もっと卵が強調されているのかと思っていたけれど、全然そんなことはなく、むしろ甘過ぎないあっさり系のカスタードといった感じ。ものすごくクリーミーでもないし、かと言って硬くもない。
例えるなら、コーンスターチを入れ過ぎたカスタードクリームかな(笑)。つまり、ちょっと固まり過ぎちゃったよ! 的なカスタードクリームなのです。
外側のタルト生地は、食べる時にザクっとした食感を味わった瞬間ホロホロっと崩れます。パイやデニッシュのような風味ではなく、もっと軽い感じで食べやすい印象を受けました。こちらも結構好み。
折角なので、王道の食べ方を真似てスプーンでカスタードだけをすくって食べてみたら、まるでプリンを食べているような感覚が楽しめました(味も似ているし・笑)。最後に残ったタルト生地だけを食べるのも、全然アリだな〜と思いました。
そして、とにかくシナモンがこれほど合うなんて! とビックリ! 個人的には、3種類の中でダントツの1位でしたよ〜(笑)。
まとめ
コストコで再販がスタートした『パステル デ ナタ』は、プレーン・パウダーシュガー・シナモンパウダーの3種類の味が楽しめる本格的なものです。
温めることで風味は増し、本場の『パステル デ ナタ』らしい味に。と言ってもポルトガルで『本物』を食べたことはないんですけどね(笑)。
サイズ的には、多過ぎず少な過ぎない感じなので食べやすいと思います。ただ、コーヒーとの相性は本当に良いので、1個だけでなくもっと食べたくなるのが難点(笑)。もしかしたら、ちょっと中毒性があるのかも!?
カスタードクリームが苦手でなければ、ぜひ1度食べてみてください。そして、前回の販売時にプレーンを食べたことがある人も、ぜひリニューアル版もどうぞ! シナモンバージョンは、最強です(笑)!
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