フルール しっとりなめらかおとなのばうむ 16個 1,398円(税込・2021年10月)
コストコ新商品の『バウムクーヘン』を購入しました。
小さい頃からバウムクーヘン好きの私としては、買わずにはいられなかった商品です(笑)。
早速食べてみたら、ふんわりと柔らかくておいしかった。甘さも控えめで、『おとなのばうむ』ということに納得(笑)。カロリーは高いけれど、しつこくないので食べやすいと思います。
ただ、私の持つ『バウムクーヘン』のイメージとは違い、見た目はバウムクーヘンだけれど、スポンジケーキとパウンドケーキを足して 2で割ったようなケーキだなという印象です。
商品について
まずは、バウムクーヘンについて。
バウムクーヘンはドイツ語で Baumkuchen と書き、文字通り木(Baum)の切り株のような模様をしたケーキ(Kuchen)のことです。
今ではドイツのケーキとして定着していますが、その起源はハッキリとしていません。諸説あるようですが、ドイツのレシピ本に登場したのは 1450年なんだとか。
回転する串に流し込んで焼くバウムクーヘンは、ドイツでは作ることが難しいことから焼き立てを販売しているベーカリーは少なく、どちらかと言えば日本で発展したケーキのようです。
なにせ一瞬の油断で、串から生地が落ちてしまいますからね〜。実際に焼いているところを見たことがあるけれど、あれは間違いなく職人技が必要です(笑)。
ちなみに、日本に初めてバウムクーヘンが紹介されたのは、1919年に開催された広島商業博覧会でのこと。どこのデパ地下にも入っている『ユーハイム』の創業者が、その紹介者なんですよ。
中の『おとなのばうむ』は、個包装になっています。4個×4段の合計 16個入り。
製造しているのは、岐阜県にある洋菓子メーカー『フルール』です。
原材料
液卵(国内製造)・砂糖・小麦粉・乳等を主要原料とする食品・植物油脂・ショートニング・食用加工油脂/乳化剤・膨張剤・香料・(一部に卵・乳成分・小麦・大豆を含む)
賞味期限
2022年4月16日(製造日より180日)
栄養成分表示
1個当たり 251kcal・たんぱく質 3.9g・脂質 15.0g・炭水化物 25.2g・食塩相当量 0.2g
1個のサイズは、直径およそ 8cm・厚み 2.5cm。大き過ぎることもなく食べ切れるサイズで、封を開けるとフワッと甘い香り、バニラの香りがしています。
『おとなのばうむ』の表面は、一般的なバウムクーヘンに比べると焼きが甘く焦げ色にはなっていません。ギリギリ火が通ったところで焼くのを終了している感じです(笑)。
指で挟んでみると、これくらい凹みます。
サイドをこんな風に押しても生地が割れることがないので、水分の多さがわかります。
層と層の間には空洞が見られ、これは生地が流し込まれた瞬間に、さっと焼かれているからできているんだと思います。
ユーハイムのドイツ風バウムクーヘンを見たことがある人はわかると思いますが、本来この層に空洞は見られません。
出典:https://www.juchheim.co.jp/
ね? ないでしょう?
ユーハイムのバウムクーヘンは、ドイツと同じく時間をかけて焼いたちょっと贅沢なケーキなのです。
どんな味?
しっとりとした食感で、
おいしいです。
卵がたっぷりと使われているので、コクもあるし後味も悪くない。
軽い食感なので、すごく食べやすいバウムクーヘン。甘さも控えめで、食べ飽きることもないと思います。ある意味、危険なバウムクーヘンですよ(笑)!
食べ過ぎには注意しましょうね〜。
ただ、本来のバウムクーヘンとは違う感じがして、個人的にはバウムクーヘンではなく『おいしい焼菓子』のようだなと思っています。もちろん、見た目はバウムクーヘンそのものですけどね〜。
バウムクーヘンは、やっぱり何度も回転しながら焼かれる度に起こるメイラード反応で、香ばしさがしっかりと付いていなくちゃ。と思っているのは私だけでしょうか?
メイラード反応
加熱することで褐色物質の「メラノイジン」などができる反応のこと。焦げ色になって香ばしい風味になる。
とは言え、おいしいのは間違いなく、味にうるさい息子も「好きな味〜」と気に入っていました。
まとめ
コストコに新登場した焼菓子『しっとりなめらかおとなのばうむ』は、甘さ控えめなしっとりバウムクーヘンです。
誰が食べてもおいしいと思いますが、いわゆる本来のバウムクーヘンとは少し違います。
香ばしくバター風味濃厚なバウムクーヘンがドイツ風なら、この『おとなのばうむ』はフワッと軽いスポンジケーキ風。お茶請けにピッタリなバウムクーヘンだと思います。
新商品なので、どこの倉庫店でも在庫はあると思いますが、気になる人は早めにチェックしてみてください。
おすすめ度: