本場スウェーデンの“Nyåkers ペッパカーコル(ジンジャークッキー)”でクリスマス気分を味わう

コストコで、スウェーデン産のジンジャークッキーを買いました。

ちょうどケルセンのクッキー缶の横に並んでいて、はじめはケルセンの種類違いかなと思ったのですが、よく見ると違いました。

Nyåkers ペッパカーコル(ジンジャークッキー)900g 998円(税込・2018年10月)

なんとも個性的な柄がおしゃれな缶。ジンジャークッキーは今でこそ本場のものがKALDIなどの輸入食品店やIKEAなどで購入できるようになりましたが、昔は簡単に買えなかったんですよね。

私がはじめてジンジャークッキーを食べたのは、はるか昔、友人からもらった旅行土産でした。食べてみると、スパイシーでなんだか『八ツ橋』の味に似ているかな?という印象を受けたのを覚えています。でもなんだかクセになる味で、また食べたいなと思えるものでした。

今回、本場のジンジャークッキー缶だとわかった瞬間、食べたい!と即カートイン(笑)。かなり久しぶりのジンジャークッキーになります。

ただ、家に帰ってあらためて缶の中身を見ると「全部食べられるかな?」と少々不安になりましたが(苦笑)、まあ、湿気対策さえきちんとすればクリスマスや年末年始までは大丈夫かな、なんて思っています。

スウェーデンのクリスマス

ところで、スウェーデンのクリスマスの食卓に欠かせないものがいくつかあるのですが、その中でもマストなものが『ルッセカット=サフラン入りのパン』と『ぺッパカーカ=スパイス(ジンジャー)クッキー』なんですよね。

どちらも各家庭でそれぞれ独自の配合で作られる、いわばママの味。ところが最近はクリスマスが近づくとペッパカーカの生地が販売され、それを使って家で焼くの人も多くなっているようで、どこでも楽したい人は増えているみたいです(笑)。ちなみに、商品名のペッパカーコルはペッパカーカの複数形ですよ。

今回購入したジンジャークッキーは、別名ジンジャーブレッドやジンジャーシンとも呼ばれています。ヨーロッパとアメリカでは若干見た目が違うようですが、スウェーデンでは、ジンジャーだけでなくクローブやシナモンを入れた生地を透けるほど薄く延ばして焼くのが定番です。

つまり、缶の中身は薄焼きクッキーなのです。

Nyåkersって?

Nyåkers・・・なんて発音するんでしょう?ネットで調べると『ニーオーケッシュ』と書かれていましたが、果たして合っているのかどうかはわかりません(笑)。

まあ発音はさて置き、Nyåkers がどんな会社かと言うと、1952年に創業したジンジャークッキー専門の会社です。現在はカルダモンビスケットやラスクなどの菓子類も製造しているようですが、メインは創業当時のレシピを忠実に守って作られているジンジャークッキーです。とても伝統の味を大切にしているようで、スウェーデンで1番おいしいジンジャークッキーに選ばれた有名ブランドなんですよ。

それと「へーー」と思ったのが、Nyåkers のジンジャークッキーのメインマーケットに日本が入っていたこと!!アメリカ・カナダと並んで多いようですよ。

ということは、私がまた食べたいなと思ったように、ファンになる人が多いってことですね(笑)。

中身はどんなもの?

では、実際のクッキーをどうぞ。

 

じゃーーん。

 

こんな風に、ぎっしりと薄いジンジャークッキーが入っていますよー!これを見て食べきれるかな?と思ったわけですが(笑)、実際に1枚の重さを計ってみると5g ジャストだったので、180枚入りの缶ということになりますね。

1日に5枚食べたとすると 36日、1ヶ月ちょいで食べきれる計算になります。うん、これならクリスマスごろには食べきれそうです(笑)。

さて、ここでジンジャークッキーに使われているスパイスについて。Nyåkers のクッキーには、クローブ・シナモン・ジンジャーの3種類が使われています。シナモンやジンジャーはみなさんもよくご存知のスパイスだと思うのですが、クローブはあまり使いませんよね?

クローブは、実はガラムマサラにも配合されている甘い香りが特徴のスパイス。単独だと山椒のように辛みと刺激があるようですが、ミックスして使うとその辛さは感じなくなりおいしくなるようです。

というわけで、このジンジャークッキーもミックスされたスパイスが絶妙な味になっているに違いない(笑)。

実際に食べると、サクサクとした食感と独特のスパイシーさがすごくおいしいクッキーでした。やっぱり想像通りでしたよ!!

 

おいしーーい。

 

この味は、小さなお子さんだと好き嫌いが別れる味かも知れませんが、年配の方は好きじゃないかなと思います。甘いけれど、スパイスが効いているのでしつこくない!意外と何枚でも食べられそうな感じですよ。

余談ですが、本場スウェーデンではペッパカーカ(特にハート型)を食べると『やさしい心を持てる=良い人になれる』と言われています。

・・・それなら、息子たちにがっつり食べさせなくちゃ(笑)。

とにかく、コーヒーにも紅茶にもよくあうクッキーだと思うので、気になる人はコストコで。これを食べながらクリスマス気分を味わいましょう。

最後に、スウェーデンは湿度が年中低い国なので缶入りクッキーに乾燥剤は入っていませんが、日本では缶を開けたら湿気対策を忘れずにした方が良いと思います。念のため、私は乾燥剤を数個放り込みました。

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