ギネス(ドラフトギネス)
セント・パトリック・デイBOX
12缶(330ml×12缶) 2,798円(税込・2022年3月)
先日購入した『ギネスビール』、セントパトリックデー(3月17日)はまだですが、一足先に飲んでみました〜!
きめ細かな泡と共に、黒ビールらしいコクのある味は文句なくおいしかった!
比較的軽い口当たりなので、飲みやすい黒ビールだと思います。定番のソーセージやベーコンだけでなく、ローストビーフと一緒に飲むと最高ですよ〜!
商品について
まずは、ギネスについて簡単に。
ギネスは 1759年の大晦日、アイルランドの首都ダブリンで誕生しました。誰もが知る『ギネスブック』の初版を発刊した会社でもあります。
現在世界 150ヶ国以上で飲まれているギネスビールですが、その特徴は創業当時から同じ酵母が使われていること、原料に 2種類の大麦(大麦麦芽・焙煎大麦)が使われていることです。
特に焙煎大麦を使うことで、ギネスらしい黒い色と独特の香ばしさや味を実現。伝統的な味を今も尚キープし続けているのです。
そんなギネスが日本に上陸したのは、1965年のこと。当時は瓶入りだけだったよう。
その後、1995年に樽入りの『ドラフトギネス』が、1997年には缶入りの『ドラフトギネス』が日本でも発売されました。
この『ドラフトギネス』というのは、1959年に発売された世界初の窒素入りビールとして有名で、1988年には『フローティング・ウィジェット』を採用した『缶入りドラフトギネス』も発売されました。
つまり、今回購入したものは、『フローティング・ウィジェット』採用の缶入り『ドラフトギネス』ということになります。
知っている人もいると思いますが、瓶入りのギネスと缶入りのギネスは、実は中身が違いアルコール度数も違うんですよ〜!!
缶入りの方が、瓶入りよりも 0.5%低い 4.5%となっています。
フローティング・ウィジェット
缶入り『ドラフトギネス』に入れられた、窒素ガス入りウィジェット(プラスチックボール)のこと。
缶を開けた瞬間に、ウィジェットに封入された窒素ガスがビール内に放出されることで、きめ細かな 300万個の泡が作られる。
この缶の中に『フローティング・ウィジェット』が入っているわけですが、どんなものなんだろうか? と気になり、興味津々取り出してみると、
ピンポンボールのような白いボールでした(笑)。
中は空洞(元々はガス入り)なのか、すごく軽いです。直径はおよそ 3cm。
おいしい飲み方
『フローティング・ウィジェット』が採用された『ドラフトギネス』には、おすすめの飲み方があるようなので、まとめておきます。
- 『ドラフトギネス』は冷やし過ぎない・・・飲む 3時間ほど前に冷蔵庫に移動する。
- 缶のまま飲まない・・・必ずグラスに注いで飲む。グラスは冷やさず常温のものを準備。できれば全量を注げるサイズがベター。
- 注いでからおよそ 2分(正確には 119.5秒)、泡が落ち着くまでそのまま放置してから飲む。
実際に入れてみる
缶を開けると、プシュッという音と共にシュワシュワと泡立つ音も鳴り始めました。まさに今、窒素ガスが放出されたところなんでしょうね。
普通に考えれば、『フローティング・ウィジェット』は浮いてきて、注ぎ口を塞いでしまうんじゃないかと思ってしましますが、その辺りはしっかりと考えられていて、ちゃんと液面下に沈むように設計されています。
グラスに注ぎ始めると、中で既に泡ができていることが確認できます。
注ぎ口から出ているビールが白いよ〜!! やはり、泡を沢山含んでいるんですね〜。
グラスに注いだビールには、最初は大きめの泡もありますが、2分待っている間にドンドン細かな泡になっていきます。
一般的なビールのように泡が多めというわけではないけれど、ふわふわのクリーミーな泡にちゃんとなりました。
どんな味?
ローストされた大麦の影響か、少しコーヒーに似た味わいがあって
おいしいです。
苦味もあって甘味もある! すごくあっさりとした味わいです。スッキリという言葉がピッタリな感じかな。
これは、飲みやすい黒ビールですよ〜!!
この味なら、どんな料理とも合うはず!! 特に肉料理はどんなものでも合うと思います!
まとめ
コストコで購入できる『ドラフトギネス』は、缶の中に細工のある特別なビール。グラスに注ぐだけで、クリーミーな泡ができるビールファンにはたまらないものとなっています。
苦味や甘味のバランスがよく、すっきりとした後味が楽しめる黒ビールなので、どんな料理とも相性抜群! アルコール度数をなくし、泡をなくせばまるでコーヒーのような感覚で飲める味です(笑)!
最初に口にした時は、あっさりし過ぎてあまり味がない? と思いましたが、何度か飲んでいる内に段々ギネスの魅力にハマって行きました〜。
後味がすごくいいので、飲んだことがない人は是非飲んでみてください。
余談ですが、作物が育ちにくいアイルランドでは、19世紀頃に飢饉が何度か起こり、そのため新天地を求め国外へ移住する人が多かったらしい(特にアメリカ)。
そこで開発されたのが、世界中のどこにいても最高のギネスが楽しめる『ドラフトギネス』だと言われています。ギネス社の想いが感じられるビールなんですね(笑)。
おすすめ度: