今日は先日買った『沖縄郷土料理』が、どんな商品なのかをご紹介したいと思います。
沖縄ホーメル(Hormel) 沖縄郷土料理 5パック(5種×1パック) 1,728円(税込・2021年6月)
コストコオンライン価格:1,980円(税込・2021年6月)
今回新しくコストコに登場したのは、『タコライス』や『SPAM』で有名な沖縄ホーメル社のもの。
沖縄の味を家庭で簡単に食べられるように、と開発されたレトルト商品の中から、選りすぐりの 5種類がセットになったものです。
それぞれ量が少ないので、家族で食べるおかず向きではないけれど、少しずつつまむには悪くないセットかなと思います。一応、コストコオンラインでの商品紹介でも、1度に食べ比べができるセットだとありました。
実際に食べたのは 5種類のうち 2種類ですが、どちらも沖縄らしさを感じる味でおいしかった。ただ結構脂っこく濃い味付けなので、食べ方に工夫は必要かも知れません。
商品について
まずは、商品名に使用されている沖縄の方言について、簡単にまとめておきます。
- あぐー・・・琉球在来豚アグーのオスとLW(ランドレースと大ヨークシャーのハーフ)のメスを交配させた、商標登録済みの豚。甘みがあるのが特徴
- ソーキ・・・豚肉のスペアリブ、骨付きと骨なしがある
- じゅーしぃ・・・野菜や豚肉の入った沖縄風炊き込みご飯
- やんばるとり・・・沖縄唯一の地鶏=やんばる地鶏
沖縄と言えば、豚肉のイメージが強くないですか?
沖縄を訪れたほとんどの人が食べる、豚肉のたっぷり乗った『ソーキそば』は、あまりにも有名ですよねー。もちろん、私も家族旅行で行った時に何度も食べました(笑)!
今回のセットには『軟骨ソーキの煮付』も入っているので、本格的な『軟骨ソーキそば』も作ることができそうですよ。
調理方法については全て共通していて、パックごと湯煎にかけるか、耐熱容器に入れ替えてレンジ加熱するかのどちらかです。時間についてはそれぞれ違っているので、実際に調理する時に間違わないようにチェックしてくださいね。
1. 三枚肉煮付
『三枚肉煮付』は、別名『ラフテー』と呼ばれる料理のことで、いわゆる豚の角煮のこと。ガッツリと豚肉が味わえる沖縄の人気料理の一つです。一般的な豚の角煮との違いは、調味料に泡盛が使用されていること。実際に食べ比べたことはないけれど、きっと味に違いがあるんでしょうね〜。
本場沖縄では、お祝い事やお盆などの何かの行事や節目に食べられている料理らしく、誰もが愛してやまない豚肉料理なんだそう。
残念ながら、今回の商品には泡盛は使用されていませんが、恐らく似た味付けになっていると思うので、じっくり味わいながら食べたいと思います。
原材料
豚ばら肉・砂糖・たん白加水分解物・しょう油・みりん風調味料・コーンスターチ・おろし生姜・食塩/調味料(アミノ酸等)・カラメル色素・酸味料・(一部に小麦・豚肉・大豆・ゼラチンを含む)
賞味期限
2022年3月8日
内容量
250g
〜追記〜
後日食べた時の画像はこちら。
しっかりと味が染みていて、適度な硬さも残っている食感でした。舌で押しつぶせるほどトロトロになっているわけではありません。
1パックに 5枚の豚肉が入っていたので、1人丼やおつまみにちょうど良い量でした。
2. 軟骨ソーキの煮付
『ソーキ』(豚肉のスペアリブ)の中でも骨付きを『軟骨ソーキ』と呼び、普通の『ソーキ』と区別されているようです。
HPの商品説明を見ると、沖縄風に砂糖醬油で味付をしてから高圧調理されているようで、軟骨がとろとろになっている煮付けらしい。
確かに!
これが実際の『軟骨ソーキ』なんですけど、透き通ったゼリー状の軟骨が見えます! 箸で触るとプルンプルンとふるえ、煮凝りのような質感になっていました!
なかなか自宅では作ることがないと思うので、ソーキ好きの人にはたまらない一品だと思います。
原材料
豚軟骨(国産)、調味液(たん白加水分解物、食塩)、砂糖、しょう油、みりん風調味料、コーンスターチ、おろし生姜、香辛料/調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酸味料、(一部に小麦・豚肉・大豆・ゼラチンを含む)
賞味期限
2022年2月26日
内容量
250g
3. やんばるとり汁
やんばる地鶏は、沖縄本土北部の農場で育てられている鶏。
この商品に使用されているのは、飼育日数 45日以内の柔らかい肉質を持った若鶏だけらしく、出汁の旨味がたっぷりと味わえる汁物となっているようです。
これで 1パック分。若鶏の手羽元が 3本入っていました。
先端の軟骨が見えますか?
こちらも『軟骨ソーキ』と同じく、軟骨部分はとろとろになっています。身離れも良く、骨まで噛み砕けるほど高圧で煮込まれています。
当然ながら、一緒に入っている大根は箸でつまむと今にも崩れそうなほど柔らかく、
人参も同じように柔らかくなっていました。
原材料
鶏肉(沖縄県産)・野菜(大根、人参)・液体鰹だし・おろし生姜・たん白加水分解物・食塩・しょう油/調味料(アミノ酸等)・増粘多糖類・(一部に小麦・大豆・鶏肉・ゼラチンを含む)
賞味期限
2022年4月5日
内容量
300g
4. じゅーしぃ
豚肉ベースで作られる炊き込みご飯が『じゅーしぃ』らしいので、こってりコクのある味になっていると想像しています。
もしかしたら、以前ご紹介した豚骨ベースの『炊き込みご飯』と似ているかも知れませんね(笑)。
今から食べるのが楽しみです。
原材料
調味液(しょう油・食塩・砂糖・畜肉エキス・その他)(国内製造)・野菜(人参・ごぼう・しいたけ)・豚肉・ひじき・昆布/調味料(アミノ酸等)・カラメル色素・(一部に小麦・豚肉・鶏肉・大豆を含む)
賞味期限
2022年4月6日
内容量
230g
5. あぐーじゅーしぃ
豚肉ベース+あぐー入りですよ!!
これはきっとあぐーらしい甘みを感じる味になっているに違いない。でも、更に脂っこくなっているかも知れないけれど(苦笑)。
一抹の不安はありますが、こちらもじっくり味わって食べたいと思います。
ちなみに、入っている野菜は『じゅーしぃ』と同じです。
原材料
調味液(しょう油・食塩・砂糖・畜肉エキス・その他)(国内製造)・豚肉・(沖縄県産)・野菜(人参・ごぼう・しいたけ)・ひじき・豚肉煮汁・昆布・ポークエキス・食塩/調味料(アミノ酸等)・カラメル色素・(一部に小麦・豚肉・鶏肉・大豆を含む)
賞味期限
2022年3月17日
内容量
180g
どんな味?
今回は 2種類しか食べていませんが、どちらも
おいしかった!
但し『軟骨ソーキの煮付』の方はかなり濃い味付けで、そのままバクバクとは食べられない感じでした。高圧調理だから、通常より肉内部にまで醤油が浸透しているからかも知れません(苦笑)。
家族も食べるのがちょっとキツそうでした(苦笑)。食べる時は、野菜などを添えて食べるのがおすすめです。
一方『やんばるとり汁』の方は、それほど濃い味でもなく、鶏肉の旨味がしっかりと出ていました。敢えて言うなら、おでんにちょっと似た味かな(笑)。
ただ、息子はニオイが苦手だと言っていたので、もしかしたら気になる人もいるかも知れませんね。
これも感じ方には個人差があると思うので、実際に食べなければわかりませんけど(苦笑)。個人的には、やんばるとり汁の方が好きな味付けでした。
まとめ
コストコに新登場した『沖縄郷土料理』は、本格的な沖縄の人気料理が手軽に食べられる商品です。
それぞれ常温保存できるレトルトパウチ入りで賞味期限も長く、ストックしておくともう一品何か欲しい時などに重宝しそうです。
コストコおすすめの食べ比べも良いと思いますが、我が家ではどれも脂っこく似た味付けなので分けて食べることにしました。
味的には、おつまみとして文句なし! ただ、食べ過ぎると後で喉が乾くと思いますけど(笑)。
沖縄では、遥か昔の 14世紀頃に中国から伝わった豚肉を、宮廷料理として発展させ、おいしく食べる調理法が研究されてきました。それ故、出汁などにも豚肉を使うことが多く、独特の味わいを生み出しているわけです。
口に合う合わないは個人差があると思いますが、今回のセットについては(2種類しか食べていませんが)、概ね誰が食べてもおいしいと思える味付けになっていると思います。
沖縄料理が好きな人はもちろん、気になる人は是非食べてみてください。
沖縄に行ったことがない人は沖縄旅行気分が味わえ、行ったことがある人は懐かしい思い出が蘇るかも。現に私は息子達の小さい頃を思い出し、懐かしくなりました(笑)。
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