先日、コストコのお菓子コーナーで見つけた『ザッハトルテ』、手に取ってみたら昨冬から登場したシュトーレンのメーカー、ドイツのKUCHEN MEISTER(クーヘンマイスター)のものでした。
KUCHEN MEISTER(クーヘンマイスター) ザッハトルテ 500g 828円(税込・2020年4月)
シュトーレンがおいしかっただけに、かなり味に期待。実際に食べてみると、中に挟まれたザッハトルテ特有のアプリコットピューレが良い仕事をしていて(笑)、おいしかった!
それにケーキと言えど、シュトーレンと同じく日持ちがする点も魅力。購入したもので8月10日までOKでした。
買っておけば、甘いケーキが食べたい! と思った時にすぐに食べられる便利な商品だと思います。
商品について
クーヘンマイスターは、1884年創業のドイツのベーカリーメーカー。かれこれ130年以上もパンをはじめ、ケーキやペストリーを作り続けています。
商品の中には、自宅でケーキが簡単に作れるタルトの土台やスライスしたスポンジケーキ、そしてロッテの『コアラのマーチ』にそっくりな『コアラ』というお菓子まであるんですよ(本当にそっくり)!
出典:https://kuchenundmehr-shop.de/
もしかしたら、ドイツ土産などで、もらったことがある人もいるかも(笑)?

さて、今回購入した『ザッハトルテ』は、ホールケーキが丸ごと入っているわけですが、土台などが一切ないので、取り出す時は少し注意が必要です。
こんな風に底にもしっかりとチョコレートがコーティングされているので、どうやってプレートに移そうか迷ってしまいました(苦笑)。
で、何とか取り出したのがこちら。
じゃ〜〜ん。
ザッハの文字がなかなかおしゃれですよね。見た目のチョコレート感は、ブルボンのシルベーヌっぽいです。
これですよ〜。これにホイップクリームを添えて食べたら最高(笑)! 若い頃、まだ関西のデパ地下にデメルが出店していなかった時、わざわざ原宿にあったデメル原宿クエスト本店まで食べに行ったほど、チョコレート好きにはたまらない憧れのケーキなんですよ。
つまりクーヘンマイスターの『ザッハトルテ』は、ウィーンの銘菓を手軽に楽しめるもの、ということになります。
原材料
砂糖・卵・バター・小麦粉・カカオマス・ブドウ糖果糖液糖・アプリコットピューレ・低脂肪ココアパウダー・ココアバター・米粉・全粉乳・食塩・乳等を主要原料とする食品・小麦でん粉/ソルビット・グリセリン・香料・膨張剤・pH調整剤・増粘剤(ペクチン:りんご・オレンジ由来)
では、断面をどうぞ。
しっかりとアプリコットピューレが入っているのがわかりますね。センターがキラキラしています(笑)。
実は、こんな風にサンドされた形のザッハトルテは、ホテルザッハ風(ザッハトルテを最初に考案した料理人の弟が開業したホテル)の『ザッハトルテ』。
私が大好きなデメル(ホテルザッハの財政難の時にザッハトルテのレシピを買い取った)の方は、チョコレートバターケーキの表面にアプリコットジャムを塗った『ザッハトルテ』なのです。
ちょっと違いはあるけれど、どちらも本家のザッハトルテと認められているので、チョコレートケーキ&アプリコットの組み合わせのケーキは、『ザッハトルテ』と覚えておくと良いでしょう(笑)。
どんな味?
パリッとした表面のチョコレートの中は、ほろほろっとしたチョコレートケーキと、しっとりジューシーなアプリコットピューレ。一緒に食べると、口の中で甘酸っぱさが広がりおいしいです。
どこかオランジェットを彷彿させる味で、きっとオランジェットが好きな人は好きな味だろうなと思いつつ食べました。
チョコレートと酸味って好相性。コーヒーや紅茶にもよく合います。
まとめ
シュートーレンがおいしいクーヘンマイスターの『ザッハトルテ』だから、きっとおいしいに違いないと購入しましたが、予想通り食べやすくておいしいチョコレートケーキでした。
ただ、本場のザッハトルテほど濃厚ではないので、本格的なものを期待するとがっかりするかも知れません。それでも、アプリコットピューレの酸味が効いたチョコレートケーキは普通においしいので、買って損はないと思います。
本国ではおよそ500円弱で販売されているので、日本のシルベーヌ的なお菓子として販売されているのかも知れません。
ということで、家に居る時間が長いこの頃だからこそ、日持ちのするお菓子を購入するのもおすすめです。気になる人はぜひ。
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