今年の6月から全国のコストコで販売がスタートした『愛媛県産 真鯛』、みなさんもう食べられましたか?
カークランドシグネチャー 愛媛県産 刺身用生真鯛さく 258円/100g 1,922円(税込・2020年10月)
以前は三重県産も販売されていて、何度か購入して食べたこともあるのですが、正直「こんなにおいしいなんて!」と感動したのは今回が初めてです。
もちろん、三重県産もおいしかったんですよ。でも何というかい「いつもの鯛の味」だったんですよね。でも、現在販売されている愛媛県産は違いました。
本当においしい。
食感も良くて脂ののりもちょうど良い、もちろん鯛特有の甘みものあります。まだ食べたことがない人はぜひ食べてみて欲しいと思います。
ということで、今日は我が家で人気のメニューも一緒にご紹介しまーす!
商品について
まずは、愛媛県産の真鯛について。
愛媛県の名産でもある『養殖マダイ』は、全国生産量のおよそ6割を占めています。
例年入学シーズンなどお祝い事が多い春には、産卵期を迎えて体を桜色にした『桜鯛』が、また天然鯛に勝るとも劣らない味は寿司店や割烹料理店などでも評判が高く、かなりの出荷量を誇っていました。
そんな窮状を水産会社を介して知ったコストコと、愛媛県で活魚・鮮魚・加工を行っている会社イヨスイからの提案により、異例の早さで販売スタートが決定。そして、6月から店頭に並び出したのです。
販売開始が早かった背景には、イヨスイが食品安全システム認証であるFSSC22000を取得するなど、しっかりと食品の安全に気を配っている会社であったことも、コストコがOKを出した理由の一つのようです。
私達消費者は安心しておいしい真鯛を口にすることができるので、こんなに嬉しいことはありませんよね。
おいしい理由
さて、全国1位を誇る生産量の愛媛県ですが、なぜ『養殖マダイ』がおいしいのか知っていますか?
それは、愛媛県の西側に広がる宇和海(うわかい=愛媛県と大分県の間にある海)が、黒潮の影響を多く受けているからなんだとか。
出典:Google マップ
本来、黒潮よりも親潮の方が栄養塩を多く含み、プランクトンも多く魚がよく育つと言われていますが、宇和海には太平洋から黒潮が流れ込むことで、栄養やミネラルが豊富な状態になっている、つまり魚が育ちやすい環境になっているようです。
ここで「貧栄養と言われる黒潮なのに?」
という疑問が湧きますが、この矛盾については『黒潮パラドックス』という名称で、現在も研究が続けられているので、まだ誰も「これだ!」という理由はわかっていないようです。
おすすめの食べ方
生食用なので、やっぱりお刺身として食べると最高においしいと思いますが、我が家では、カルパッチョ・鯛の漬け丼・鯛のトースター焼きサラダが人気。
特に、軽く火を通して食べるトースター焼きは「もっと食べたい」とリクエストが出るほどおいしいんですよ。
鯛の漬け丼
これは、カットした鯛をたれに漬けてごはんに乗せるだけと、超簡単! 鯛の旨味がたっぷり堪能できます。
漬けだれは、醤油・酒・みりんを3:1:1の割合で合わせたもの。粒々と浮遊しているのは(笑)、冷凍してストックしている残り少ない『ローストフラックス』です。なければ、炒りごまでOKですよ。漬け時間は、5〜10分程度です。
鯛のトースター焼きサラダ
バーナーがあれば炙ってもおいしいと思いますが、トースター焼きは表面を焦がさず、じんわり火を通して半生っぽく仕上げることができるので、ものすごくソフトな鯛が楽しめます。
焼く前に両面に塩・胡椒をふって下味を付け、片面2分ずつ焼くだけ。あとはカットして盛り付け、レモンなどの柑橘類の絞り汁とオリーブオイルをかければ完成!
ちなみに我が家のイチオシ柑橘は、ライムです! すだちもレモンも使ってみたけれど、ライムが1番爽やかでおいしく感じました。
まとめ
今年6月からコストコで販売がスタートした『愛媛県産 真鯛』は、栄養豊富な宇和海で育ったおいしい養殖マダイです。
コストコでは、基本的に切り身ではなく『マダイロイン』と呼ばれる4つ割りになったもの、つまり左右と背と腹に別れている状態の皮なしで販売されているので、お刺身だけでなく、ムニエルにも煮付けにもそのまま使うことができますよ。
味も白身なのでクセがなく、誰もが食べやすい味だと思います。まぁとにかく、超おすすめの魚なので、まだ食べたことがない人や気になるという人はぜひ!!
おすすめ度: