オレンジピール作りに最適!コストコ新商品!“オーハイピクシータンジェリン”

先日コストコで買った珍しいフルーツ、『オーハイピクシータンジェリン』を今日はご紹介したいと思います。

ohai pixie

Sunkist(サンキスト)Ojai Pixie Tangerines(オーハイピクシー タンジェリン) 1ネット 899円(税込・2021年7月)

タンジェリン品種ということで、オレンジのように皮が厚めだけれどすごく剥きやすく、中のジョウノウ膜(薄皮)は柔らか。みかん感覚で、手軽に食べることができます。

実際に食べてみると、甘くてジューシーで文句なくおいしかった!

この品種を食べたことはなかったので、見た目は硬そうだしどうなんだろうかと思ったけれど、一瞬にしてその不安は吹っ飛びました(笑)。

ナイフを使う必要がなく、しかも小さいので、少しだけ食べたい時にピッタリ。お弁当にもおすすめです。

商品について

tangerine up

今回購入したのは、アメリカ カリフォルニア州オーハイで栽培されている『オーハイピクシー』と呼ばれるタンジェリン。

Kincy(キンシー)と呼ばれる親種から2代目として誕生したようですが、受粉親は不明らしくその起源は謎のようです。栽培に関しては、1927年以降カリフォルニア大学で何十年もかけて進められ、ようやく1965年『ピクシー』が発表されました。

ところが当時、オレンジは冬の果物として定着していたため、春に収穫されるピクシー品種に商業的価値はあまりないと考えられ、生産者は増えず日の目を見ることはありませんでした。

その後 1980年代になってから、オーハイの生産者が直売する果物を増やすためにピクシーを植えたことで、オーハイで育ったピクシーが種もなく甘くておいしい、ということが知られことに。これがきっかけとなり、1990年代半ばになるとオーハイでの生産者が増え、オーハイ・ピクシー生産者協会が設立されるまでになりました。

現在 52軒のみかん農家が 25,000本のピクシーの木を生産をしていますが、そもそも日本ではタンジェリン品種の生産はされていないので、コストコだけでなく他のスーパーなどで販売されているタンジェリンは全て輸入もの。オーハイピクシーに関しては、ほとんど輸入されていないのが現実です。つまり、日本では珍しい品種なのです。

orange

中の身はピタッとジョウノウ膜が張り付いていますが、身離れは悪くありません。でも基本はそのまま食べるのがおすすめ。食物繊維も栄養も丸ごと摂れますからね。

orange up

半分にカットするとジューシーさが確認できます。滴り落ちるほどすごくジューシーというわけではありませんが、パサついたものはない感じです。

どんな味?

ひと言で言うと、

 

おいしいです!

 

文句なくおいしい。種もないし甘い。『キャンディドリームグレープ』のように激甘ではないけれど、普通に甘いタンジェリンです。

ジョウノウ膜も一見硬そうに見えるけれど、全然そんなことはなく柔らか。スジっぽくないので、そのまま食べても違和感はありません。

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瑞々しくて爽やかな味、この味ならオレンジが好きな人は、間違いなくハマる味だと思います〜(笑)。

身の食べ方としては、房ごとやオレンジのようにカットして食べる以外に、皮ごと半分にカットして冷凍し、スプーンですくって食べるのもこれからの季節だとおすすめ。種がないので、色々アレンジが楽しめると思います。

また『オーハイピクシー』は防ばい剤(=防カビ剤)も不使用なので、皮を捨てるのは勿体無い!! 輸入果実で不使用のものは滅多にないので、やはり活用しなければ(笑)。

ということで、オレンジピールを作りましたー!

オレンジピールの作り方

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材料

  • オーハイピクシーの皮・・・5個分
  • 水・・・120ml
  • グラニュー糖・・・120g
  • 仕上げ用グラニュー糖・・・30〜40g

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2回茹でこぼした後、水とグラニュー糖を入れた鍋に入れ、10〜15分煮込んでいきます。

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煮込むと少し縮んで色も濃くなります。

これをあまり重ならないように広げ、100℃に予熱したオーブンに入れて乾燥させます。

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これが 20分乾燥させたもの。完全に乾燥させてしまわず、適度にしっとりしている状態で取り出します。これくらいだと、仕上げのグラニュー糖が絡みやすいですよ。でも、硬めが好きな人や日持ちをさせたい人はもう少し長めに焼いて水分を飛ばしてください。

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出来上がったオレンジピール!!

ピリリとした柑橘らしい辛味と苦味が残っていておいしい! 市販のものとはまた違った味わいがあるので、嫌いでなければ是非作ってみてください。

作り方

  1. オーハイピクシーの皮を取る前に、まずは塩(分量外)を使って表面を擦って洗います。
  2. 洗ったら皮を剥き、身はタッパーなどに入れて冷蔵庫へ。皮は好みの幅にカットします。皮の内側の白い部分は苦味が苦手な人は取り除き、特に気にならなければそのままでOKです。今回は包丁で少し落としています。
  3. 鍋に湯を沸かし、沸騰したら皮を入れて 1分半ほど煮ます。すぐに茹でこぼし、再度同じことを繰り返します。仕上がりがソフトな方が良い人は、もう少し長めに煮込んでも良いけれど、クタクタになると食感がなくなるのでほどほどに。
  4. 2回茹でたら水で洗い、水・グラニュー糖と一緒に鍋に入れ、火にかけて煮ていきます。沸騰してから10分〜15分ほど煮込めばOK。水分が全部なくなるまで煮詰める必要はありません。
  5. 鍋から取り出した皮はオーブンペーパーの上に取り出して広げ、100℃に予熱したオーブンで 20分乾燥させるために焼きます。面倒な場合はそのまま放置で乾燥も可能。
  6. 粗熱を取った皮に、仕上げ用グラニュー糖をまぶしつければ完成です。

まとめ

コストコに新登場した柑橘『オーハイピクシータンジェリン』は、小ぶりで種もなく、甘くて食べやすいフルーツです。

日本では珍しい品種ですが、タンジェリンなので普通のオレンジのように房ごと食べられ、皮むきにナイフも必要はありません。およそ 5〜 6cmほどのサイズなのでお弁当にも携帯しやすく、手軽にビタミンが摂れてGOOD!

防ばい剤も使っていないので、お子さんのおやつにもおすすめ。今回のように皮を有効に使うこともでき、捨てる部分がほとんどないのも魅力です。

恐らく販売は短いと思うので、気になる人は早めにチェックしてくださいね。

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