栄養がすごい!アピオス(アメリカほどいも)で作るジャーマンポテトサラダ

ドイツ料理と言えば、真っ先に頭に浮かぶのはソーセージ(笑)。他には、アイスバイン・ザワークラウト・ジャーマンポテトサラダくらいかな?

学生時代にドイツ語を習い、その後ドイツ料理が好きになった・・・はずですが、うーむ。意外と知らないなー(苦笑)。みなさんどうですか?

ところで、ドイツはエコな国として有名で、なるべく質素に暮らすことが当たり前の国。私がそんな国だと知ったのは高校生の時、担任の先生からドイツ留学の話を聞いた時でした。

「ドイツの人はあまりお風呂に入らないの! 湯船はもちろん、シャワーも極力使わないの! 水がもったいないからって。衝撃だったわー。シャワーもほとんど水だったりするし! 留学中、お風呂にゆっくり入れないのが辛かった。」

当時はまったくドイツのことを知らなくて、なんだか不思議な感じがしました。その後大学でドイツ語に触れ、ドイツのことを少し知ることになったのですが・・・。今思えば、ドイツの人ってミニマム的なシンプル生活を昔からしているってことですね。食物が豊かに育つ土地ではなかったことも影響しているのかも知れませんが。私ももっとシンプルな生活がしたいぞっ(笑)!

さて、今日はドイツ料理の定番のひとつ、ジャーマンポテトサラダのレシピをご紹介します。前回ご紹介したものとは違い、じゃがいもの代わりにめずらしい芋『アピオス』を使って作ります。

アピオスって?

アピオスは、アメリカほどいもと呼ばれるマメ科の植物。さつまいもやじゃがいもよりも栄養価が高く、アメリカ原住民(インディアン)の貴重な栄養源でした。以前からTVなどでも取り上げられているくらい、驚異的な成分を含んでいるんですよね。

これがアピオスの花。とてもキレイですよねー。この根っこ部分を食べるわけですが、サイズが1〜2cmほどと小さく、こちらもかわいいのです。

ちなみに、このキレイなアピオスの花が見られる日本の生産地は、青森県です。

アピオスの皮は非常にうすく、通常は皮ごと調理をして食べるのですが、我が家で1度食卓に出したとき「土の香りがきつから苦手かも・・」と言われ、今回はていねいに(笑)皮をむいて使いました。

 

・・・小さすぎてむくの大変じゃないかっ(怒)!!

 

食感は里芋に似た感じで、ほくほくしていておいしいです。でも少しクセがあるのは事実。まだ食べたことがない人は、ぜひ食べてみてください。

>>アピオス

レシピ

材料(2人分)

  • アピオス・・・15〜16個
  • ソーセージ・・・10〜14本(カクテルサイズ使用・数はお好みで)
  • 白ワインビネガー・・・大さじ1
  • 砂糖・・・ひとつまみ
  • 塩・胡椒・カレーパウダー・・・適量
  • オリーブオイル・・・小さじ1〜2

作り方

  1. アピオスはきれいに洗って皮をむきます。(そのままでもOK)
  2. 鍋に水を入れてアピオスを固めにゆで、水分を切っておきます。
  3. ソーセージはグリル(もしくはフライパン)で焦げ目がつくまで焼いておきます。
  4. フライパンに白ワインビネガーと砂糖を入れて火にかけます。沸騰したらアピオスを入れ、水分がなくなるまで炒めます。
  5. 水分がなくなったらオリーブオイルとソーセージも加え、塩・胡椒・カレーパウダーをふりかけよく混ぜながら炒めます。
  6. 全体が混ざったらドライパセリをふりかけて混ぜます。これで完成、器に盛りつけます。

ほどよい酸味とソーセージの塩気がおいしく、おつまみにもピッタリです。アピオスが手に入ったら作ってみてください。もちろん、じゃがいもでもOKです。

今回使用したカクテルソーセージは、コストコで購入したものです。

SIWIN カクテルソーセージ 300g×2パック 528円(税込・2018年2月)

100%カナダ産のソーセージです。ひと口サイズで食べやすいのですが、皮は比較的厚めなので硬めのソーセージ感があります。

塩気はちょうど良いので、お弁当におすすめですよ。