今年もコストコに“シュトーレンとパネトーネ”が登場!イタリア産“Chiostro di Saronno パネトーネ”

先日コストコに行くと、昨年のちょうど今ごろ入荷していた『シュトーレン』が今年も登場していました!シュトーレンの横には『パネトーネ』も並んでいて、コストコではすっかりクリスマス準備がはじまっているようです。

本当に毎年「もう?」と思ってしまいますが、あれよあれよと気がつけば年末になっているので、きっとクリスマスもあっという間に来てしまうんでしょうね(笑)。

オーべル バターシュトーレン 1kg 1,098円(税込・2018年10月)
Chiostro di Saronno(カストロ・ディ・サロンノ)パネトーネ 1kg 958円(税込・2018年10月)

これこれ!

ドイツの有名ブランド、オーベルのシュトーレンですよ!すごーくおいしくて大好きなので、今年も2本まとめて買いました。賞味期限は来年の1月31日なので間違いなく食べきれますしね!いやむしろ、昨年同様足りなくなって買い足す確率の方が高い気もする・・(笑)。

オーベルのバターシュトーレンに関しては昨年ご紹介しているので省略しますが、コストコのパネトーネを購入したのは実は今回がはじめてなので、どんなものなのか?しっかりレビューしたいと思います。

パネトーネって?

まずは、パネトーネについて。

パネトーネはイタリアの伝統的な菓子パンです。発祥は3世紀や15世紀など諸説ありますが、いずれもキリスト教が深く関わっています。

現在はクリスマスだけでなく、バレンタインやイースターなどでもよく食べられているようですが、手作りするのはかなりの手間と腕が必要なため、最近では本場イタリアでもパン屋さんなどで購入するのが一般的なんだとか。

やっぱり、どこの国のママも手抜き 楽をするってことでしょうか(笑)。

ところで、パネトーネの特徴って見た目の円筒状以外に何があると思います?

それは、パネトーネ種と呼ばれる天然酵母とレーズンや砂糖漬けオレンジなどのドライフルーツを使うことです。このどちらが欠けてもパネトーネにはならず、パネトーネとは呼べないのです。ちなみに、ドライフルーツが入っていないものはパンドーロと呼ばれています。

一般の酵母に比べると、パネトーネ種はパン生地の微生物の生育を抑える力が強く保水性も高いため、常温で長期保存することができるパンを作ることができます。また、香りが良いことも特徴です。

今回購入したパネトーネも、防腐剤や着色料などが使われていないのに、賞味期限は来年の3月下旬とかなり日持ちが良いんですよね。パネトーネ種ってすごい!

これからクリスマスが近づにつれ日本のパン屋さんにもパネトーネは多く並ぶので、どれも一緒じゃないの?と思っている人もいるかも知れませんが、本物のパネトーネ種を使っているものは意外と少ないのかも・・・。

今年のパネトーネ

コストコで毎年登場するパネトーネは、オーベルのシュトーレンのように同じブランドのものが入荷するとは限りません。なので、その評判も毎年変わります。確か昨年はブラジル産だった気がするのですが・・・どうでしたっけ?

で、今年のパネトーネは本場『イタリア産』なので、期待大(笑)。

真っ赤なパッケージが、いかにもクリスマスちっくですよね(笑)。

さて、このパネトーネを製造しているのは、イタリアの Paolo Lazzaroni & Figli(パオロ・ラッツァローニ&フィグリ)社という歴史ある会社で、1927年同じファミリーが経営する蒸留酒製造会社とクッキー製造会社の2つが合併して誕生しました。現在はリキュール(アマレット)類をパオロ・ラッツァローニ&フィグリブランドとして、ビスケット、パネトーネ、ベーカリーを製造しています。

パネトーネに関しては、Chiostro di Saronno(カストロ・ディ・サロンノ)ブランドとして販売。伝統的なレシピに基づいた原材料だけを使用し、時間をかけてゆっくりと発酵させ丁寧に作っているとのこと。

伝統的なレシピですよ!

やっぱり期待してしまいます(笑)。

 

原材料

小麦粉・レーズン・砂糖・バター・オレンジピール加工品(オレンジピール・ブドウ糖果糖液糖・砂糖)・イースト・卵黄・ぶどう糖シロップ・食塩・乳たんぱく・脱脂粉乳/乳化剤・香料(一部に乳成分・卵・小麦・オレンジを含む)

 

どんな味?

では、気になる中身をチェックしてみましょう。

パッケージから取り出したパネトーネがこちら。

長期保存ができるパンだからか、ビニールに密封性はなく、上部をワイヤータイで留めているだけです。封を開けると、ふわっと独特のフルーツの香りがします。発酵臭も混ざっているかも・・。

こうして放射線状にカットしたパネトーネの断面を見ると、レーズンやオレンジがたっぷり入っているのがわかりますね。食パンのような生地にも見えますが、卵がたくさん入っているせいか黄色みがかっています。

割ってみるとこんな感じ。

やわらかーーい!

とてもしっとりとしていますよ。長らく食べていないのですが、ヤマザ◯ダブルソフト的なやわらかさです(多分・笑)。シフォンケーキとパンを掛け合わせた感じっぽいと言えば、ふんわり感が伝わるでしょうか?

実際に食べてみると、軽い口当たりとシュトーレンと共通するフルーツの香りが合わさり、そして程よい甘さがあって、何ともおいしいとパネトーネでした。やわらかさもいい感じ。ずっと以前のことですが、少しパサついたパネトーネを食べた経験があり、それと比較すると雲泥の差です(笑)。食べたあとにオレンジの苦味が少し残りますが、さほど気になりません。

 

おいしいです。

 

ただ、フルーツ系(特にレーズン)が苦手な人や、独特の発酵臭が気になる人はあまり食べられないかも知れません。現に我が家の夫は無理でした(苦笑)。でも、息子達は「おいしい!」を連呼。1日に何度もカットして食べていました。

というわけで、コストコで販売されている昨年までのパネトーネを知らないのですが、今年のパネトーネは間違いなくおいしいものだと思うので、シュトーレンが好き、レーズンパンが好きな人はぜひ食べてみてください。

最後に、パネトーネのおいしい食べ方ですが、トップから放射線状にカットしてそのまま食べる以外に、レンジで温めて香りを立たせ、ホイップクリームを合わせるとまた違ったおいしさが味わえますよ。

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