先日コストコに行くと、OEBEL=オーベル(本当はオェベールと発音するのかな?)のシュトーレンが山積みされているのを発見!
うわぁ、もうこれが登場する季節になったのね・・。
なんて思いつつ、1本1kgもあるシュトーレンをとりあえず2本購入しました。とりあえず・・・というのは、あとで買い足すかも知れないからです(笑)。
実は昨年、クリスマス前に1本だけ購入したのですが、開けたが最後!あれよあれよと減っていき、クリスマス本番には影も形もなかったのです(苦笑)。
今年はそうならないために、2本購入。万が一2本ともなくなったら、クリスマス用にもう1本買い足そうかなと思っています(コストコに在庫があればですけど・・笑)。
オーべル バターシュトーレン 1kg 1,080円(税込・2017年10月)
同じサイズ(約26cm×12cm)でもバゲットなら軽いのに、このシュトーレンは持つとずっしりと重みが感じられます。つまり、それだけ中身が詰まっているということなんですよね。
定番のラム酒漬けフルーツピールやレーズン、マジパン、スパイスなどがたっぷりと生地に使われていて、トップにもたっぷりの粉砂糖がまぶしつけてあるのです(これがまたおいしいのですよー!)
いわゆるザ・シュトーレンというお手本のようなシュトーレンです(笑)。
それもそのはず!これを作っているオーベル社は、本場ドイツで100年以上もシュトーレンを作り続けている、海外では有名なベーカリーメーカーなのです。
こちらがカット面。底の方にマジパンが見えますねー。これがオーベル社シュトーレンの特徴です。
マジパンと言えば、よくケーキの飾り(ドールなど)に使われていますが、シュトーレンに使われるマジパンはそれとは違い、アーモンドが多く含まれ風味も食感も違う『マジパンローマッセ』と言われるものなのです。もちっとした独特の食感があります。
元々砂糖たっぷりのマジパンが苦手な私も、このシュトーレンのマジパンは全然OK(笑)、とってもおいしいと思います。
本国ドイツでは、この1kgサイズ以外に200g・500g・750gがあるのですが、1kgしかないところがコストコらしいですね(笑)。
いったいどんな味?
さて、シュトーレンの食べ方については、もう知っている人も多いと思うので簡単に。
本来何日もかけてゆっくりと食べるシュトーレンは、切り口の乾燥を防ぐために中央から切り分けていくのが定番です(上記写真のように)。切り口と切り口を合わせて保存することで乾燥しないようにするのです。
もちろん冷凍保存も可能です!コストコのように1kgサイズだと食べきれないかも・・・という場合は冷凍しちゃってください。ただし!必ず食べる厚さに切ってからラップをして保存してくださいね。
塊のまま冷凍すると、解凍にも時間がかかってその分風味が落ちたり、また万が一残ったときに再冷凍することは品質上好ましくないですからね。
では、やっとここで肝心のお味について・・・。
オーベル社のシュトーレンは、購入後に切り分けてクリスマスまで食べられるように計算されて作られています。酵母の熟成にも時間をかけて丁寧に作られているので、おいしいのですよ!
タイトルにも書いてあるように、このシュトーレンは本当に絶品です(笑)。
街のパン屋さんでよく売っているような『パンっぽくない』シュトーレンで、なんと言うかバターの風味が強く、そして生地は若干パサつき感があるのに、それを全く感じさせないくらいのしっとりさがあるのです。
それは混ぜ込まれているフルーツやスパイス、ラム酒の量に関係していると思いますが、まるでフルーツソースとバター液に浸してからちょっと乾燥させた感じのような食感なのです(笑)。本当にしっとりしているんですよー!
うまく表現できないのですが、とにかくほんの少し口に入れただけでも「おいしい!」と言ってしまうくらい、絶妙なバランスで作られたシュトーレンなのです。
おすすめの食べ方
おすすめは、やはり好みの厚さ(1cmほど)に切ってそのまま食べること!これが1番おいしいのではないかと思います。また、ホイップクリーム(無糖がおすすめ)やクリームチーズ、サワークリームなどを合わせてもGOOD!
冷凍した場合は、室温で自然解凍するかレンジで20〜30秒ほど温めてから食べるとおいしく食べられると思います。
ただ普通のパンのように、凍ったままオーブントースターで焼くと全く別物のパンに変貌してしまうのであまりおすすめしません(苦笑)。表面がサクッとしてしまい、シュトーレン独特のしっとり感が皆無になってしまうのですー(泣)!!
というわけで、やっぱり本場ドイツのように切り口の乾燥に注意しながら食べていくのが1番かなと思います。コストコで見かけたらぜひ1度食べてみてください。人気商品なのでお早めに。
※冬場は室温が高めなので、カビなどの発生には注意してください。
おすすめ度: