FOUR’N TWENTY(フォーン・トゥエンティー) アンガスビーフパイ 900g(150g×6個) 1,038円(税込・2021年6月・998円・2020年2月)
現在フードコートで販売されている『オージービーフパイ』は、オーストラリアでは定番のパイ。
どんなパイなんだろう? と気になり食べてみましたが、個人的には冷凍で販売されている『FOUR’N TWENTY』の方が好みの味でした。
このミートパイ、すごくおいしいんですよ〜。
何年も前にコストコで買ったニュージーランド産のパイ(DAD’S Pies)も食べたことがあるけれど、そちらは全く口に合わず少々トラウマになったほど(苦笑)。なので、この『FOUR’N TWENTY』のミートパイもなかなか買う勇気が出なかったんですよ。
ところが、1度食べてみたらビックリするほどおいしくて。今では定期的に食べたくなってリピ買いするほどです(笑)。
FOUR’N TWENTYって?
まずは FOUR’N TWENTYについて。
直訳すると 24(four and twenty)になりますが、一体何が 24なのかと気になり調べてみたら、どうやらイギリスの童謡『マザー・グース』のひとつ『 Sing a song of sixpence( 6ペンスの唄)』の歌詞
『Four and twenty blackbirds, baked in a pie(24羽の黒つぐみがパイに入れられて焼かれた)』
が由来のよう。
初期のロゴには、歌詞通りのイラストも描かれていました!
出典:http://citycollection.melbourne.vic.gov.au/
1947年にオーストラリア・ビクトリア州のカフェ『 Dad&Dave』で誕生したミートパイは、最初は『デイブパイ』と名付けられていましたが、すぐに『フォーン トゥエンティー』に変更され、瞬く間に地元で人気のパイとなりました。
その後『 Dad&Dave』は、いくつかの企業を経て 2003年 Patties Foods 社の傘下となっています。
オーストラリアではよくミートパイが食べられていて、特に『 handheld food(片手で持って食べるフード)』の一つとして浸透しています。冷めていても温かくても、手で持って食べられるパイなわけです。
またこのミートパイと切っても切れないのが、オーストラリアのスポーツ AFL(オーストラリア・フットボール・リーグ)!
1960年代には、『 Four’n Twenty pie boys』と呼ばれる黄色い制服をきた男の子達がスタジアムでミートパイを販売するなど、フットボール観戦の必需品となっていました。
現在では、DAD’S Pies をはじめ、いくつかのミートパイを製造するメーカーがあるようですが、FOUR’N TWENTY は言わば元祖。フットボールの代名詞的な存在となっています。
2019年には日本にも初上陸を果たし、実店舗はないものの東京や神戸など様々なところでイベント販売されたり、一部のコンビニで取扱がスタートしたりもあったようですが、現在はコストコオンリー。
購入できるのはコストコだけとなっています!
商品について
1個のサイズは、直径およそ 10cm×厚み 3cmほど。ちょうど手のひらに乗るくらいです。
原材料
牛肉・小麦粉・マーガリン・トマトペースト・シーズニング・玉ねぎ・調味液・パイミックス・にんにく・グレーズ(砂糖・乳たん白)・小麦たん白・食塩/増粘剤(加工デンプン・増粘多糖類)・着色料(カラメル・カロテン)・膨張剤・香料・乳化剤・pH調整剤・酸化防止剤(V.E)・カゼイン・ピロリン酸Ca・(一部に牛肉・小麦・大豆・りんご・乳成分を含む)
栄養成分表示
1個(150g)当たり 338kcal・たんぱく質 16g・脂質 15.9g・炭水化物 32.1g・食塩相当量 1.2g
使用されている牛肉はパッケージに記載もあるように、9時間ゆっくりと低温真空調理されたアンガスビーフ。牛肉とマトンの2種類が使用されています。
つまり、ちょっぴりグレードの高いパイってことかな? しかも『CHUNKY』とあるので、ゴロッと塊も入っているはず。
見た目は至って普通の牌ですが、意外と底部分は厚めかな〜という印象です。
食べる時の調理方法は2種類。
・オーブン・・・170℃に予熱したオーブンで45分加熱する。
これを見て選択するなら、やっぱりレンジ加熱後にオーブントースター利用でしょうか(笑)。
規定時間通りに加熱したものがこちら。
カットすると中からグレービーソースとアンガスビーフが出てきました!
アンガスビーフにはゴロッとした塊肉も含まれていて、食べ応えがありそうです。
どんな味?
文句なく
おいしい!
しっかりと煮込まれて柔らかくなったアンガスビーフとコクのあるグレービーソースが、サクッとしたパイと好相性。食べていて「ああ、牛肉を食べている」と満足できる味でした。
日本のベーカリーで販売されているようなミートソース系の味付けのミートパイとは違って、煮込んだ牛肉から出た旨味たっぷりなソースが堪能できるパイという感じです。クセのある味ではないので、お子さんでもおいしく食べられると思います。
でも、やっぱり大人は、
片手にビール、片手にアンガスビーフパイ。
スポーツ観戦しながら食べたいですね(笑)!
まとめ
コストコで購入できるオーストラリアの『アンガスビーフパイ』は、肉の旨みがぎゅっと詰まったおいしいパイです。
サクサクとした薄いパイ生地の中にたっぷりと詰められたアンガスビーフのフィリングは、かなりボリュームがあるので男性でもそれなりに満足できると思います。
日本では昔から、食べ物を手で持って食べながら何かをする、というのは「お行儀が悪い」と言われてきましたが、今はもうそんな風に思うことも少なくなってきて、自由なスタイルで食べることができる時代(たまには、それはないよと思うこともありますが・苦笑)。
こういうパイもこれからどんどん浸透してきて、外出先でさらに手軽に食べられるようになるかも知れませんね。でも、熱々のパイはかぶりついたら火傷の恐れありなので注意は必要ですけど〜(笑)。
今回オーブンでの加熱は試していませんが、恐らくより本格的なサクサクパイと中のソースを楽しみたいなら、時間をかけて温める方がおいしく食べられると思うので、時間があれば是非。
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