久しぶりにマドレーヌが食べたくなって焼きました。
マドレーヌと言えばシェル型のイメージがありますが・・・。実ははるか昔の若かりし頃、初めてマドレーヌ作りにトライして大失敗をしたことがあるのです。
その失敗の原因は、型からはずすタイミングとオーブンの温度にありました。
ごく一般的な家庭用オーブンは下火が上火よりも弱いことが多く、きちんと庫内の温度を上げておかないときれいな焦げ色はつきません。
なので、レシピ本などではクッキーを焼く温度よりも高い設定になっているのです。マドレーヌの場合は、190〜200℃くらいに温めてから作るといい色に焼けるんですよ。
当時の私は予熱は完璧に200℃まで上げていましたが、天板を最初に入れ忘れていたため底の温度が上がらず、真っ白なマドレーヌが焼けてしまったのです。そしてもうひとつ、早くどんな風に焼けているのか確認したくて、まだ温かいのに型から出してしまったー(苦笑)。
今の進化した型は違うかも知れませんが、いわゆる普通(アルミなど)の型なら完全に冷ましてから出さなければいけません。そうしないと1部がくっついてしまってきれいに外れず、せっかくのシェル模様がーーー! と悲しむことに。
というわけで私の初マドレーヌは失敗し、それ以降作る時は気をつけるようにはなったものの、なにせシェル型のミニサイズ(しかも熱伝導がイマイチなもの)を1つしか持っていないので、何度も同じ作業を続けて焼くことが次第に面倒になってしまい・・・。
でもマドレーヌは好きなのっ!
だから、今はマフィン型でマドレーヌを焼いちゃっています(笑)。
レシピ
材料(ミニマフィン型約10個分)
- 薄力粉・・・60g
- バター・・・50g
- 牛乳・・・大さじ2
- 卵・・・1個
- グラニュー糖・・・50g
- ベーキングパウダー・・・小さじ1/2
- はちみつ・・・小さじ1
- チョコチップ・・・15g
作り方
- 薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるっておきます。
- 耐熱容器にバターと牛乳を入れて、レンジ(800w)で約1分加熱。バターを完全に溶かします。
- ボールに卵を割り入れ、泡立器でよく混ぜます。
- 混ぜた卵に溶かしたバターを少しずつ加え、その都度よく混ぜます。卵が熱で固まってしまうので、必ず少しずつ加えてくださいね。
- 卵のボールにグラニュー糖とはちみつを加え、よく混ぜます。
- 生地がきれいに混ざったら、薄力粉とベーキングパウダーを加えてよく混ぜます。(ダマにならないようによーく混ぜてください)
- 生地を冷蔵庫で30分ほど休ませます。
- 冷蔵庫から取り出した生地にチョコチップを加えてまぜ、マフィンカップに入れます。(目安は約半分です。それ以上入れるとあふれてしまうことも・・)
- 190℃に予熱したオーブンに入れ、約15分焼けば完成です。
通常のマドレーヌなら溶かしバターを最後に加えることが多いのですが、作りやすいように液体と固体にわけて作ってみました。
基本的に順番に加えて、その都度混ぜていくだけなのでとても簡単だと思います。
そして、見た目はマフィンですが食べるとふんわり生地のマドレーヌですよー(笑)。もちろんシェル型で焼いてもOKなのでお好みで!(その場合は、必ず天板は先に入れて温めてくださいね。)
溶かしバターを使うとジェノワーズ(スポンジ)のようにふんわりやわらかく仕上がるので、マフィンより食感的にはマドレーヌの方が私は好きです。
みなさんはどうですか?
さて、今回は特別に熱伝導が悪くて古い型でもこんな風に焼けるよーを証明するために、シェル型でも焼いてみました。・・・でもやっぱりうまく焼けなかったーー(苦笑)。(やっぱシェル型苦手〜)
ぐるぐる混ぜるだけでできるマドレーヌ、ぜひ作ってみてくださいね。