先日、コストコからのメールマガジンで『ミニブリー』が紹介されていたので、久しぶりに食べたいなと買ってみました。
イル・ド・フランス ミニブリー 15パック入り 1,378円(税込・2018年7月)
いつもブリーを買うときは、放射状にカットされたものを購入するので、ミニサイズのブリーを食べるのは実ははじめて。コストコのミニカマンベールは、食べたことがあるんですけどね(笑)。
白カビタイプのチーズの中では、クリーミーでクセがないブリーは食べやすく、家族で苦手な者もいないので、サラダに入れたりハンバーグのトッピングに使ったりと重宝します。
今回購入したミニブリーは、1つずつ個包装されていて使い勝手も良さそうです。
ところで、カマンベールと似たブリーですが、どちらもフランスを代表するチーズというのは有名ですよね。でも、その違いって何か知っていますか?
カマンベールとブリーの違い
カマンベールの正式名称は、カマンベール・ド・ノルマンディー。フランス北西部のカマンベールという村で誕生し、1983年AOC認定(原産地統制呼称制度)を受けています。
なので、世の中にはカマンベールと名のつく商品はいろいろありますが、伝統製法で作られた本物のカマンベールは、認定を受けたノルマンディー地方で作られたものだけということになります。そもそも、伝統的な製造過程を守らなければ、認定を受けることすらできないんですけどね(笑)。
一方ブリーはというと、カマンベールよりも歴史は古く、1000年以上も前から作られているチーズなのです。中でも東部のブリー地方(=イル・ド・フランス)にあるモー村で誕生したブリー・ド・モーが有名。こちらもAOCの認定を受けています。
どちらも無殺菌乳を使った白カビチーズで、見た目がほぼ同じ。製法が違うのかというと、それもほぼ同じ!
じゃあ、何が違うっていうの?
それは・・・
大きさです!
つまり、大きさが違う=白カビの割合が違う=熟成速度が違う=味わいが違うとなるわけです。もちろん、作られる場所も違いますけどね。
ちなみに、一般的な大きさがどれくらいかというと、
- カマンベール=直径12cmほど
- ブリー=直径36〜37cmほど
ブリーは大きいゆえに熟成に時間がかかり、その結果とても上品な味になるのです。香りが良いのも特徴です。もし、大きい通常サイズを購入するなら、厚手よりも薄めがおすすめですよ。
さて、こちらが購入したミニブリーです。写真ではわかりづらいかも知れませんが、チーズ中央が少し柔らかくなっています。
日本では、昨年の9月から3パック入りが発売されているようで、すでに食べたことがある人も多いかも・・(笑)。ただ、このブリーはブリーだけれど、ブリー・ド・モーのようなAOC認定を受けたものでは当然ありません。しかも、サイズも小さい!
果たして、カマンベールとは違う味わいがあるのでしょうか?
イル・ド・フランスって?
イル・ド・フランスというブランド名は、世界で初めてカマンベールとブリーをアメリカへ輸出させた豪華客船『イル・ド・フランス号』に由来して名付けられたそうで、よく見るとブランドマークに船の絵が描かれているんですよ!
また、製品は全て100%フランス産のナチュラルチーズ。現代の生活に取り入れやすくすることをコンセプトに開発・製造されたものです。確かにHPを見ると、どの商品もほっと一息つく・普段の家族の食事・ホームパーティーなど、どんなシーンでも楽しめる手軽さがあります。
このミニブリーも個包装だし、切る手間も必要ないですからね!
どんな味?
まずは、そのまま食べてみました。パクリと口に入れた瞬間、弾力があってもちっとしている!とわかりました。そして、味はクリーミー。濃いミルク風味のチーズという感じ。
カマンベールと違うー!
食べやすくて、おいしい!
本場のブリーの味に詳しくないのですが、間違いなくカマンベールとは違う味だし、いつものブリーの味と同じ(笑)。
おいしいです。
ということで、次はバゲットと一緒に食べなくちゃと思い、オープンサンドを作りました。
すっかり我が家の定番バゲットとなっている、カントリーフレンチ ホールウィートにマイユのハニーマスタードを塗って、解凍したアボカド、焼いたベーコン、ミニブリーを乗せて、最後に胡椒を振りました。
ブリーのコクとベーコンの味って、最高ですーー(笑)!黄金の組み合わせじゃないでしょうか。これ、おすすめです!
まとめ
今回ミニブリーを食べてみて思ったのは、
- 切るのが簡単(小さいから)
- 基本的に使い切れるので、残りをラッピングして保存する必要がないから楽
- 小さいけれど、しっかりブリー(おいしい)
ということ。
もしかしたら、白カビが苦手な人でも食べられるんじゃないかと思うほどクセがないチーズかも。気になる人は、お得に購入できるコストコでぜひ。
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