コストコの“アップサイドダウンケーキ”再現!?“ピーチアップサイドダウンケーキ”を焼いてみた!

コストコで話題になっていた『パイナップル アップサイドダウンケーキ』。見るからに甘そうだったし、どちらかと言うと焼いたパイナップルはさほど好きじゃないので手が出なかった(苦笑)。

でも、やっぱりおいしそう! ということで、先日購入した『ZALEA の黄桃シロップ漬け』の消費も兼ねて自作することに。

で、焼けたのがこちら。

ピーチアップサイドダウンケーキ

ちょっとイメージと違う出来なんですけどねー。まぁキャラメリゼしていないし、黒砂糖もなかったので仕方がないか(苦笑)。

アップサイドダウンケーキって?

パイナップルで作るのが王道の『アップサイドダウンケーキ』は、1920年代にアメリカで誕生したと言われています。

1910年代には、現在の Dole(ドール)社がパイナップルの輪切り缶詰の発売を開始していたこともあり、その缶詰の普及と共にどの家庭でも作られるようになったケーキのようです。パイナップル以外では、プルーン・チェリー・アプリコットなどもよく使われていたんだとか。

ただアメリカで誕生したケーキとは言え、上下逆にして食べるケーキは既にフランス(タルトタタン)やイギリス(タンジー)で食べられていたので、『アップサイドダウンケーキ』という名称がアメリカで誕生したのは間違いありませんが、ケーキそのものが新発明というわけではないようです。

そしてこのケーキ、概ねキャラメリゼしたフルーツや溶かしたバターに黒糖を加えて混ぜたソースにフルーツを並べて焼く、というのが定番となっていますが、現在様々なレシピがありどのレシピが正解かというのもはっきりしていないのです。

さて、今回は既にシロップ漬けされた甘いピーチをキャラメリゼしなくてもいいかなと省き、また黒糖もないので三温糖で代用したため、画像のように明るい色のケーキに仕上がりました。

実際に食べてみたら、思いの外甘さ控えめだったー!! やっぱりキャラメリゼすれば良かったかもと後で思いましたが、時既に遅し(苦笑)。

もし甘いケーキがお好みなら、砂糖量を変更したりキャラメリゼして作ってくださいね。

ピーチアップサイドダウンケーキの作り方

完成ケーキ

まずは耐熱容器にバターと三温糖を入れ、バターが溶けるまでレンジで加熱。バターが溶けたら混ぜ合わせ、ケーキ型(共底タイプの18cmサイズ)に流し入れます。

シロップ

砂糖が溶けているわけではないので、ザラザラした感じですが問題ありません。これに黒糖を使えば、コクがあって色も茶色くなって見た目いい感じになると思います(笑)。

並んだピーチ

予めカットしておいたピーチを2個分、適当に並べます。一応放射線状に並べていますが、並べ方は自由! 出来上がりが楽しめるならなんでもOKです(笑)。

生地作り卵

室温に戻したバターとグラニュー糖をボールに入れて混ぜたら、卵を1個ずつ割り入れ、その都度よく混ぜます。この時、高い確率で分離しますが、ボールの底を温めて混ぜると解消されるので試してみてください。

あ、でも温め過ぎるとバターが『溶かしバター』になってしまうので注意してくださいね!

混ざったら、薄力粉とベーキングパウダーを一緒にふるい入れ、ゴムべらで切るように混ぜます。

生地全体

次に、並べたピーチの上に生地を流し入れ(どろっとしていて流れないけど・笑)表面を平にならします。

180℃に予熱したオーブン(下段)に入れ、55分〜1時間焼けば完成!

焼けたケーキ

若干型からはみ出ていますが、気にしない(笑)。冷ましている間に落ち着いてきます。それに、上下を返すので問題なし!!

完成ケーキ

冷めてから型の周りにナイフを入れて、ひっくり返すと『アップサイドダウンケーキ』の完成です。ここでナパージュをすれば、表面艶々に仕上がりますよ。

もちろん、私は面倒なので焼きっぱなしで終了です(笑)。

プレートのケーキ

他の缶詰フルーツを使っても良いと思うので、ぜひ作ってみてください。

レシピ

材料(1ホール分)

<ケーキ底部分>

  • ピーチシロップ漬け・・・2個
  • 無塩バター20g
  • 三温糖・・・50g

<ケーキ生地>

  • 無塩バター・・・125g
  • グラニュー糖・・・130g
  • 卵・・・3個
  • 薄力粉・・・185g
  • ベーキングパウダー・・・5g

作り方

<下準備>

  1. ピーチシロップ漬けは、種を取り除きくし形に切っておきます。
  2. 薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておきます。
  3. オーブンを180℃に予熱開始。

<ケーキ底部分>

  1. 耐熱容器に無塩バターと三温糖を入れ、レンジで無塩バターが溶けるまで加熱します。
  2. バターが溶けたらよく混ぜます。
  3. 準備した型に流し入れ、スプーンの背を使って底全体に広げます。キッチリと広がらなくてもOK。
  4. 先にカットしたピーチを並べ入れます。

<ケーキ生>

  1. ボールに無塩バターとグラニュー糖を入れ、電動泡立て器を使ってよく混ぜます。クリーム状になればOK。
  2. 卵を1個ずつ割り入れ、その都度よく混ぜます。もし分離するようなら、ボールの底を湯煎もしくは一瞬だけ火にかけて温め、再度混ぜます。程よくバターが温まると、卵と混ざってくれます。
  3. ふるった薄力粉とベーキングパウダーをもう一度ふるいながら加え、ゴムべらで切るように混ぜます。
  4. 混ざったら、並べたピーチの上に全て入れ、表面を平にならします。
  5. 予熱完了したオーブン(下段)に入れ、約55分〜1時間やけば完成。竹串を指して、焼けているかどうか確認してください。まだ焼けていなければ、さらに5〜10分追加焼きしてください。
  6. オーブンから取り出したケーキは、型のまま冷まします。冷めたら、お皿にひっくり返して取り出します。食べる時は、お好みでホイップクリームを添えたり、パウダーシュガーをかけてもおいしいです。メモ:ピーチがなければ、他のフルーツでも代用可能。フレッシュフルーツを使う場合は、先にキャラメリゼするなど火を通して使うのがおすすめ。