コストコに新しいデザート誕生!“イタリアン ティラミス”

2月5回目のコストコショッピングで購入した『イタリアン ティラミス』を、早速食べてみました!

italian tiramisu

カークランドシグネチャー イタリアンティラミス 1P 1,798円(税込・2021年2月)

昨年の春に『ティラミス・ドルチェ』がリニューアルしていたので、およそ1年弱で再びリニューアルしたことになります。

今回のリニューアルは過去のリニューアルとは違い、まるで『新商品』。

実際に食べてみると、相変わらずの甘さだけれど、クリームが格段においしくなっていました! 間のサボイアルディ(フィンガービスケット)もしっとりとしていてまるでケーキのよう。かなり本格的なティラミスとなっています。

元々コストコのティラミスラブだった夫は、もう大絶賛! たっぷりと満足するまで食べ続けていました(マジでどんだけーって感じ・笑)。

クラシックティラミスって?

tiramisu1

そもそも本場の『クラシックティラミス』がどんなものなのか、まずは簡単にまとめておきます。

1800年代には既に存在したティラミスは、トレヴィーゾ(イタリア ヴェネト州)の売春宿で誕生したと言われています。ティラミスの直訳は「私を引き上げる・持ち上げる」です。

なぜ売春宿で? と思うかも知れませんが、当時カフェインを含んだエスプレッソと高カロリーなマスカルポーネチーズを一緒に食べることは、夜遊びの活力源や帰宅してからの円満な夫婦生活のためになると考え出され、提供されたと言われています。この辺りは諸説あるようですが、恐らくティラミスの起源はここらしい。

その後、現在のように知られるまでには長くかかっているわけですが、それは冷蔵の技術も関係していて、フレッシュチーズであるマスカルポーネチーズを使ったレシピは、冷蔵庫が普及していない時代は広がりようがなかったわけです。もっぱら、トレヴィーゾとその周辺でのみ食べられ、祖母から母へとレシピが伝えれてきたんだとか。

1960年代になると、トレヴィーゾにあった『Le Beccherie(レ・ベッケリーエ)』というレストランのシェフが、現在の形のティラミスを考案し、それが『クラシックティラミス』として定着。1980年代になると、アメリカやフランスのレストランでも提供され始め、一気に誰もが知るティラミスとなりました。日本でも大流行したんですよー。

さて、そんなクラシックティラミスの原材料は、マスカルポーネチーズ・生クリーム・卵・砂糖・サボイアルディ・コーヒー(エスプレッソ)・ココアと至ってシンプル。特別凝った作り方ではないけれど、スプーンで食べるデザートとしては右に出るものはないと私個人は思っています(笑)。

混ぜたマスカルポーネクリームとコーヒーに浸したビスケットを重ねてココアをまぶす。たったそれだけで『クラシックティラミス』は完成します。

ここで今回のリニューアルで採用された『サボイアルディ』についても少し。こちらもシンプルな材料で作ることができるビスケットで、イタリアの家庭では手作りされることも多いようですが、手軽にティラミスが作れるようにと市販品も色々と販売されています。

savoiardi pack

出典:https://www.amazon.it/

こんなやつです。

実はサボイアルディの歴史は、ティラミスよりももっと古く中世後期にまで遡ります。1300年代にサヴォイア家(王家)アメデーオ6世の宮廷パティシエによって考案されたと言われています。

クッキーとケーキの良いとこどりをしたようなビスケットで、細かな気泡が入っているのが特徴。コーヒーやミルクとの相性は抜群で、現在もよく浸して食べられているようです。

tiramisu making

出典:https://www.eater.com/

今回購入したコストコの『イタリアン ティラミス』は、忠実にクラシックティラミスのレシピに沿って作られている気がします。

商品について

tiramisu2

表面にはココアだけでなく、チョコレートもトッピングされています。これも、今までのものとは違いますね。

tiramisu3

こうして中のクリームを見ただけで、こちらも今までの『ホイップ系クリーム』とは全然違うと気付くはずです。

ティラミススコップ

ちなみに、これが前回のティラミス・ドルチェのクリーム。もっと白くてホイップされた感がありました。

danmen

気になる断面はこんな感じ。

下から順に、コーヒーに浸されたサヴォイアルディ → マスカルポーネクリーム → コーヒーに浸されたサヴォイアルディ → マスカルポーネクリーム → ココア → チョコレートが重ねられて層になっています。

 

savoiardi up

サヴォイアルディの断面を見ると、特徴でもある細かな気泡が確認できますね。

 

原材料

マスカルポーネチーズ・ビスケット・加糖卵黄・メレンゲミックス・砂糖・チョコレート・ココアパウダー・コーヒーエキス/加工デンプン・糊料(増粘多糖類)・膨張剤・香料・乳化剤・pH調整剤・酸味料・(一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含む)

消費期限

24日購入で2月26日まで

 

どんな味?

tiramisu4

これはね〜

 

たまらなくおいしいです(笑)!

 

我が家の夫がガンガン食べていた理由がよくわかるほど。

ぽってりとしたマスカルポーネクリームは、味わえば味わうほどマスカルポーネらしさを感じるし、舌触りがとても滑らか。サボイアルディは、コーヒーとクリームの水分を吸ってまるでスポンジケーキのような柔らかさになっています。でも、ちゃんと気泡感がわかる食感でふわふわではありません。

これがまたクリームの滑らかさとよく合っているんですよ〜!

そして、意外と良い仕事をしていたのが、トッピングのチョコレート!! 薄いチョコレートが割れる瞬間のポリっとした食感とビターな味がアクセントになっていて、すごくおいしい。このトッピングは大正解だと思います。

最初は結構甘いのでそんなに食べられないかなと思っていたけれど、あれよあれよと食べてしまうほどで、最後にはきれいにスプーンを舐めたくなったくらい!!

マジで、おいしい!

まとめ

過去に何度かリニューアルを繰り返してきたコストコの定番デザート『ティラミス』が、新生『イタリアン ティラミス』として新登場しました。

今までのティラミスと大きく変わり、より本格的なクラシックティラミスを再現。前回まで使われていたコーヒーに浸したスポンジケーキも、本場と同じビスケットに変更され格段においしくリニューアル!!

ただ、甘さについてはいつもどおり本格的で(笑)、とても甘いです。ひと口目は「甘っ」と声が出ましたから。

ところが、いつもなら途中でギブしそうな甘さも、コーヒーとチョコレートのビター加減で緩和され気にならなくなるほど! 今回の『イタリアン ティラミス』は、最強かも知れません!?

ということで、みなさんには是非とも食べて欲しいなと思います。気になっている人もそうでない人も、是非チェックしてみてください。 おすすめです。

最後に保存方法ですが、今までのように1度冷凍をしてカットする方法でも大丈夫かと思いますが、ティラミスはスプーンで食べるデザートなので、『プロフィットロール デザート』と同じように小さな容器に食べる分ずつ小分け保存するのがベターだと思います。

*2021年も登場しました!

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