コストコのメールマガジンで紹介されていたニューアイテムの中で、イタリア産カラスミパウダーが紹介されていました。
イタリア産 カラスミパウダー 150g 1,998円(税込・2017年2月)
普段カラスミを口にすることは滅多にありませんが、実はこれが結構クセになる味で好きなんですよね。最近はあまりないのですが、以前はお正月に薄くスライスしたカラスミと大根を一緒に食べたりしていました。
このカラスミは、コノワタとウニと共に日本の三大珍味のひとつで、とても貴重で高級なものなんですよね。
さて、そんなカラスミがコストコで買えるならと早速購入してみました。(バジルペーストやアンチョビフィレなどが並んだ冷蔵棚にありました)
カラスミ(ボッタルガ)とは?
瓶の蓋を開けると独特の香りがします。やっぱり魚卵ですからね、臭みというかあまり普段嗅がない匂いがします。
イタリアンレストランではちょくちょくカラスミ(=ボッタルガ)が使われたお料理を見かけますが、日常の食卓に上ることは滅多にないため、カラスミを知らないし食べたことないという人もいるかも知れません。
ということで、少しだけご紹介。
カラスミは魚卵を塩漬けして、乾燥・熟成させたものです。
日本ではボラの卵で作られた長崎県ものが有名ですが、扱われる魚卵の種類や製造過程(塩抜きや乾燥方法など)は、それぞれの製造国で違うようです。
またイタリアではボラだけでなくマグロでも作られることから、ボラの方をボッタルガ・ムジネ、マグロの方をボッタルガ・トンノと呼んで区別しています。ちなみに今回購入したカラスミパウダーはムジネなので、ボラの卵ってことですね。
それでは、今日はこのカラスミパウダーを使ったパスタレシピを2種ご紹介します。
レシピ
材料(2人分)
<オイル系パスタソース>
- オリーブオイル・・・大さじ4〜5
- にんにく・・・1片(みじん切り)
- カラスミパウダー・・・大さじ4
- パスタのゆで汁・・・大さじ3
- 塩・・・適量
- ミックスペッパー・・適量
- ドライパセリ・・・適量
作り方
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて火にかけ、香りが立ったらパスタのゆで汁を加えてよく混ぜます。
- 混ざったらカラスミパウダーの半量を入れ、さらに混ぜます。味をみながら塩とミックスペッパーを加えます。
- ゆで上がったパスタを加え、ソースを絡めてお皿に盛りつけます。残した半量のカラスミパウダーとドライパセリをトッピングすれば完成です。
<クリーム系パスタソース>
- オリーブオイル・・・大さじ1
- にんにく・・・2片(みじん切り)
- からすみパウダー・・・大さじ3
- 生クリーム・・・75ml
- 粉チーズ(パルミジャーノ)・・・大さじ1/2
- パスタのゆで汁・・・大さじ4
- 塩・・・適量
- ブロッコリー・・・適量(小房にわけてパスタと一緒に2分ゆでます)
作り方
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて火にかけ、香りが立ったら生クリームを加えます。
- 生クリームがフツフツと沸騰してきたら、カラスミパウダーの半量と粉チーズも加えよく混ぜます。
- きれいに混ざったらパスタのゆで汁を加え、さらによく混ぜます。味をみて薄ければ塩を加えます。
- ゆで上がったパスタとブロッコリーを加え、よく混ぜソースを絡めます。
- お皿に盛りつけ、残したカラスミパウダーをトッピングすれば完成です。
どちらも簡単でおすすめですが、クリーム系の方が食べやすいかなと思います。カラスミの風味がまだ好きかどうかわからない!という人はクリーム系を先にお試しください(笑)。
通常カラスミを塊のまま購入すると100gで約3,400円くらい、パウダーでも100g2,000円くらいします。そう考えるとコストコのカラスミパウダーがどれほど安いかわかりますね。
試すならやっぱりこの安さは重要かもしれません。