コストコの生ハム“Negroni(ネグローニ)クラテッロ・ディ・ジベッロ”

コストコのチルドコーナーに並んでいるハムやサラミの定番ブランド『Negroni(ネグローニ)』。昨年末に、普段見かけない生ハムが入荷していたので買ってみました。

生ハム全体

Negroni(ネグローニ )CULATELLO DI ZIBELLO(クラテッロ・ディ・ジベッロ) 100g 1,098円(税込・2020年1月)

イタリア語の発音って、本当に難しいですよね(苦笑)。カタカナ表記がこれで合っているのかどうかイマイチわかりませんが、ローマ字のままだと分かりにくいので敢えてカタカナで書きます!

意味は、ジベッロ産のクラテッロといったところ。パルマ産プロシュットと同じような感じです。

どんな生ハム?

舌を噛みそうな『クラテッロ・ディ・ジベッロ』は、イタリアパルマ県ジベッロ村で1322年に誕生したと言われています。

その特徴は、一般的な生ハムが豚の脚を丸ごと使うのに対し、豚もも肉の上質な柔らかい部分だけ(骨周り)を使用して作られること。

年間生産量はたったの6万本ほどと少なく(パルマ産プロシュットは800万本)、それゆえ『幻の生ハム』と呼ばれているのです。

知らなかったー。

ジベッロ生ハム画像出典:https://www.negroni.com/

ちなみに、現在クラテッロ・ディ・ジベッロを生産しているのは22社だけ。イタリアの原産地呼称制度(D.O.P)に指定された8つの村でのみ作られています。

つまり、今回購入したNegroni社のものにも付いている D.O.P(原産地名称保護)マークは、伝統製法を守って作られたものという証なわけです。

DOPマーク

D.O.P(=PDO) 

定められた地域原産品を定められた製法で生産・加工・調整されたものでなければならない、というイタリアの原産地呼称保護制度中最も厳しい基準。

 

そんな貴重なクラテッロ・ディ・ジベッロ作りに使用されるのは、海塩と胡椒だけ。全て職人の手作業で加工されています。

どんな味?

ジベッロアップ

 

どうですかー?

 

ふんわりと柔らかな感じがわかりますか? かなり薄くスライスされているので、そーっと剥がさないと破れてしまうほど(生ハムの間にシートは挟まれていません)。

それにしても、きれいな色です。

実は店頭で見かけた時、この色で「おいしいに違いない」と思って購入したんですよね(笑)。もっと赤い生ハムもありますが、個人的には淡いピンクが好き。まさに好みにドンピシャな色だったわけです。

ジベッロ巻き

でもよく見てください。

向かって右端の方は色が濃いのがわかりますか? これは、手間暇かけて作られるクラテッロ・ディ・ジベッロが、骨周りの3つの筋肉が集まった部分を使っていることと、外側が乾燥気味に仕上がっているから。

なので、同じ1枚でも食べる場所によって食感が違う、1枚で3種類の生ハムが味わえるのです。面白いですね。

実際に食べてみると、まぁおいしいこと!!

見た目通りのしっとりとした口当たり、噛めば噛むほど肉の旨味と甘さが口の中で広がる・・・

 

なんておいしい生ハム!

 

ずーっと噛み続けていたい味ですよ! 肉特有の臭みも一切なく、文句の付けようがない。こんなにおいしい生ハムを食べたのは久しぶりです。

折角なので、メロンと一緒に食べたり、シャキシャキ大根を巻いて食べたり色々楽しみました。もちろん、どの食べ方をしても旨味は変わらず大満足でした。

まとめ

たまたま見かけて購入した生ハム『クラテッロ・ディ・ジベッロ』は、幻の生ハムと言われるだけあり、本当に香りも食感も旨味も堪能できるおいしいものでした。

1パックに100gと、家族4人ではあっという間になくなる量だったので、もう完売しているかも知れませんが、次はもう少し多めに購入したいと思います。

そうそう、本場イタリアジベッロ村では、薄切りにしたクラテッロ・ディ・ジベッロとバターを一緒に食べるのが定番のよう。生ハムとバター・・・次回はその食べ方にトライしてみよう。サンドイッチもいいなぁ。

とにかく、今まで色々と生ハムを食べてきたけれど、これほど感動したのはかなり久しぶり。これがあれば、ワインがいくらでも飲めるほど(笑)。

そんな幻の生ハムが気になる! という人は、ぜひ食べてみてください。おすすめです。

>>パルマハムもどうぞ!

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