我が家で購入する牛肉のブロック肉と言えば、コストコの『USプライムビーフ肩ロースカタマリ』。安くてボリュームもあっておいしいので気に入っています。
でも、先日たまには違うものをと、オーストラリア産ブロック肉を買ってみました。
オーストラリア産 グレインフェッドビーフ ランプキャップ VP 188円/100g 2,858円(税込・2020年6月)
ドーンと迫力ある大きさですよね(笑)。コストコの店頭では、大した大きさじゃないと思っても、帰って改めて見ると巨大! 久しぶりにコストコあるあるを経験しました。
いつもならブロック肉はローストビーフにすることが多いのですが、今回は折角の巨大なブロック肉なので、特に切り分けずにゆっくり調理の『ポットロースト』にしてみました。
ほろっと崩れて柔らかくなったビーフは、とてもおいしく家族にも好評でしたよ。
商品について
さて、オーストラリア産牛肉には『グラスフェッドビーフ』と『グレインフェッドビーフ』があるのは有名ですが、今回購入したものは後者『グレインフェッドビーフ』となります。
文字通りの意味で言えば『牧草飼育ビーフ』と『穀物飼育ビーフ』となるのですが、どちらも100%そのものだけで育てられるわけではないようです。
- グラスフェッドビーフ・・・オーストラリアビーフの97%を占める。基本は牧草肥育されているが、牧草が不足している場合は穀物が給餌されることもある。赤身が多いのが特徴。
- グレインフェッドビーフ・・・オーストラリアビーフの3%を占める。ほとんどの牛はまず牧草で育てられ、後に穀物肥育(60日以上)される。程よい霜降りと赤身が特徴。
実は『グレインフェッドビーフ』は日本向けに開発されたもので、適度な脂身が楽しめるジューシーな牛肉なんだとか。知らなかったー。
そして気になる部位『ランプキャップ』!!
出典:http://www.matsuzaka-steak.com
これは以前『ウワミスジ』の記事で使った牛肉部位のイラスト。ここにもしっかり『イチボは稀少』とありますね(笑)。
そんなに貴重なら、有り難く頂かなくては(笑)。ちなみに、商品名に付いているVPは真空パックのことで、下の画像のスタンプはオーストラリアの検査済スタンプです。要は安心して食べられるよということです。
コストコ店頭の商品説明では、ローストビーフ料理に適しているとありました。
適度な噛み応えと豊富な肉汁が特徴で、特にローストビーフ料理に適しています。シェラスコ料理の本場ブラジルでは、この肉をPicanha(ピカーニャ)と呼び、欠かすことのできない人気部位です。焼肉用としてもおいしく召し上がれます。ローストビーフは、是非コストコサイズのかたまりで調理して下さい。小分けの際は、肉目に沿ってお好みの大きさに切ってください。
シェラスコ(churrasco)料理、どんなものかと調べてみたら、串刺しにした肉を炭火でじっくり焼いた、南アメリカを代表する肉料理でした。
おいしそう〜〜。
ポットローストの作り方
さあ、いよいよ調理しますよ!
残念ながら、我が家に丸ごと入るサイズの鍋はないので端を切り落として調理(オーバル欲しいなー・苦笑)。
まずは、こんなふうに脂身のみに包丁で切れ目を入れます。これは、筋切りと脂身が溶けやすいようにするためです。次に全体に塩を振り、数十分そのまま放置。
焼く直前に、軽くキッチンペーパーで表面の水分を拭き取り、脂身を下にして鍋に入れます。ここで、オーブンを150℃に予熱開始。
特に油を引かなくても、油はたっぷり出てくるので心配無用(笑)。およそ5分程度焦げ目が付くまで焼きます。
上下を返して、さらに3分ほど焼きます。若干火が強く、焦げちゃいましたが気にしない(笑)。
両面焼けたらランプキャップを取り出し、鍋に残った油を別容器に移します。
移した油大さじ1〜2くらいを鍋に戻して玉ねぎを透き通るまで炒めます。炒まったらみじん切りしたにんにくも入れて軽く炒めます。
にんにくは玉ねぎと一緒に入れてしまうと焦げてしまうので、必ず後から入れてくださいね。
今度は、炒めた玉ねぎの上にドーンとランプキャップを戻します。
そこにマギーブイヨン・水・ベビーリーフ・ドライローズマリーを入れて、沸騰させます。沸騰したら蓋をして天板に乗せてオーブンへ投入。90分間オーブン調理します。
これが90分後の状態。さらにランプキャップの上下を返して1時間調理します。合計2時間半。
さあ、できましたよー!
じゃ〜〜ん。
カットする時、崩れそうになる程柔らかくなりました(ちょっと大袈裟ですが・笑)。
お肉の旨味が、ギュギュっと詰まっていますよ。
好みの野菜と一緒にお皿に盛り付け、トリュフソースを添えれば完成です!!
こんな風に、一緒に煮込んだ玉ねぎをソースとしてもおいしいし、
トリュフソースをたっぷり付けてもおいしいです。
レシピ(材料)
材料(ひと塊分)
- ランプキャップ・・・1.2kg
- 玉ねぎ・・・2個(中サイズ)
- にんにく・・・3片
- 水・・・400ml
- マギーブイヨンキューブ・・・1個
- ベビーリーフ・・・2枚
- ドライローズマリー・・・小さじ2/3
- 塩・・・適量
- ATLANTE トリュフソース・・・適量(なければ、マスタードなどお好みで)
まとめ
コストコらしい巨大サイズで販売されているオーストラリア産『ランプキャップ』は、程よい霜降りと赤身多めのおいしいお肉でした。
カットして残ったものを後日コストコのおすすめ通り焼いてみたら、びっくりするほど柔らかかった!! 焼肉やステーキにして食べてもおいしいです!!
とにかく『ポットロースト』にすると、ほぼどんなお肉でもジューシーに柔らかく仕上がるので、ちょっとパサつきそうな肉だなーと思ったら、試しに作ってみてください。まぁ、時間がかかるので休日にでもどうぞ(笑)。
おすすめ度: