先日、関西ではあまり見かけない『秋映(あきばえ)』という長野県オリジナル品種のりんごを買いました。
秋映は、長野『りんご三兄弟』のひとつで、濃くて黒っぽい赤色をしたりんご。甘さ・酸味・香りが全て強めのおいしいりんごなのです。
でもなぜか私の中では、白雪姫に出てくる毒りんごのイメージなんですよねぇ。いえ、決して悪いイメージではないですよ! ただきれいな濃い赤がそう思わせるのです(笑)。
きれいでしょう? でも、これはまだ赤い方。もっと完熟になると黒っぽくなります。
さて、今日は小ぶりの秋映を使ってタルトを作りますよ。定番のパイもいいなーと思ったのですが、たまには違った感じのものをと考えました。そこで、チョコレートと組み合わせ、アップルチョコレートタルトを作ることに!
折角なので、りんごの食感を生かすため、キャラメリゼをせずそのまま使います。
目次
レシピ
材料(21cmタルト型1台分)
<タルト生地>
- 有塩バター・・・80g
- グラニュー糖・・・30g
- 薄力粉・・・125g
- 卵黄・・・1個
<チョコレートフィリング>
- チョコレートチップ・・・180g(なければ板チョコレートでもOK)
- 牛乳・・・150ml
- 生クリーム・・・50ml
- 卵・・・1個分
<トッピング>
- りんご(秋映)・・・1個(小ぶりのもの)
- グラニュー糖・・・大さじ1
作り方
- タルト生地を作ります。室温に戻したバターにグラニュー糖を加え、木べらを使ってよく混ぜます。(*フードプロセッサーを使う場合はこちらを参照。)
- 混ざったら、卵黄を加えて混ぜます。
- 振るった薄力粉も加え、全体がまとまるまで混ぜます。
- まとまったら取り出し、手のひらを使って生地を伸ばすようにこね、生地がなめらかになるまで続けます。なめらかになったらひとまとめにし、ラップに包んで冷蔵庫で1時間ほど冷やします。
- 冷えた生地をめん棒で伸ばし、タルト型に敷き込みます。再び冷蔵庫に入れて冷やします。
- 冷やしている間にチョコレートフィリングを作ります。耐熱容器にチョコレートチップ・牛乳・生クリームを入れて、レンジで1〜1分半ほど加熱し、ぐるぐるとスプーンを使って混ぜます。
- きれいにチョコレートが溶けたら、卵を割り入れよく混ぜます。
- オーブンを200℃に設定、予熱開始。
- 冷えたタルト生地の底にフォークで穴を開け、200℃のオーブンに入れてすぐに180℃に温度を下げ12分空焼きします。オーブンはまたすぐ使用するので、200℃に予熱しておきます。
- トッピング用りんごをカットします。きれいに洗ったりんごは、縦に薄切りにします。
- ボールにりんご・グラニュー糖を入れ混ぜます。全体にグラニュー糖が行き渡ればOK、そのまま放置します。
- 焼けたタルト生地に、チョコレートフィリングを流し入れ、その上にりんごも並べます(りんごの水分はそのままでOK)。
- 200℃のオーブンに入れ、すぐに180℃に温度を下げて約20分焼けば完成! 粗熱を取り、冷蔵庫で冷やしてからどうぞ。
濃厚なチョコレートフィリングと甘酸っぱいりんごは、意外にも好相性。ちょっぴり大人のタルトに仕上がりました。しゃりしゃりとした食感のりんごと口の中でとろけるチョコレートが楽しめますよ。
今回色をきれいにと思い、りんごの皮を剥かずに使用しましたが、食べる時のことを考えると剥いてしまった方が良いかも知れません(何せフォークで切りにくい・苦笑)。
もちろん、秋映でなくても大丈夫。お気に入りのりんごで、ぜひ作ってみてください。