ちょっぴり大人味！？焼きっぱなしの“ビターアップルパイ”レシピ

大きくて立派なりんごはフレッシュで食べるのが好きですが、小さかったり収穫後時間が経っているものは、やっぱりお菓子作りに使うことが多いです。

つい最近も、規格外の小さなリンゴがお安くなっていたので購入。早速アップルパイを作りました。

カットリンゴ

今回使った品種は『ふじ』、シャリシャリとした食感が特徴のりんごです。

こうしてカットしていると、りんご好きのわんこ達のうるさいこと（笑）！薄くカットしておやつにあげると、シャクシャク音を立てて食べていました。

さて、今日のアップルパイレシピは、ちょっと大人の味『ビター』がテーマです。

普段よく作るアップルパイは、甘くてバターを加えたリッチな味なんですけど、たまには甘くないアップルパイも良いなと作ってみました。今回パイ生地は手作りしていますが、冷凍パイシートを使うとお手軽ですよ。

ビターアップルパイの作り方

まず、パイ生地を作ります。作り方は、このページの『レシピ』や過去の折込みパイ生地レシピを参照してくださいね。

できた生地は、2〜3mm厚さに伸ばして、12cm×20cm くらいのものとひと回り大きめサイズのものを準備しておきます。＊フィリングのりんごのキャラメリゼができるまでは、冷蔵庫で待機。

次に、フィリング部分『りんごのキャラメリゼ』を作ります。

りんごを好みの大きさにカットしてスタンバイ。ゴロゴロと歯応えを楽しみたい場合は大きめに、ペースト状が良ければ小さくカットして潰しても良いです。その辺りはお好みで。

フライパンにグラニュー糖を入れて火にかけ、グツグツと沸騰してキャラメル色になり煙が立ってきたら、りんごを加えます。

りんごを加えることでキャラメルの温度が下がり、一旦固まりますが、だんだん溶けてくるので大丈夫です。火力は中火、もしくは中火の弱で。

焦げないように混ぜながら炒めて行きます。

りんごから水分も出てきて、こんな感じに馴染んできます。でも、まだまだ。

段々りんごの色がキャラメル色になってきました。あと少しです！目安は、りんごの柔らかさ。潰れない程度の柔らかさになればOKです。

もしペースト状にしたいなら、木べらなどで潰しながら炒めてください。でき上がったら、そのまま冷ましておきます。

ここで、オーブンを190℃設定で余熱開始。

準備した小さい方のパイシートの上に、キャラメリゼしたりんごを画像のように乗せ、もう1枚を上から覆うよに被せ、端を水で濡らして閉じていきます。

閉じた部分をフォークなどで更に模様をつけつつ押さえると、焼いた時に開いてしまうことがありません。

全体に卵液を塗ったらトップ中央に空気穴を小さく開け、予熱完了したオーブンで20分ほど焼きます。

一旦取り出しグラニュー糖をふりかけ、さらに10〜15分焼けば完成。＊グラニュー糖をわざわざかけなくても良いので、その場合はそのまま30分程度焼いてください。

ご覧のように、いつも売り物のようなパイには仕上がらず、残念だなぁと思うんですけど、良く言えば『焼きっぱなし』ということで納得（笑）。

食べる時は、ホイップクリームやアイスクリームを添えてもおいしいけれど、まずはビターな味を楽しんでくださいね（笑）。

＜パイ生地＞

＜フィリング＞

＜パイ生地＞

＜フィリング＞

＜アップルパイ＞

オーブンを190℃に予熱開始。
長方形にカットしたパイ生地の上にキャラメリゼしたりんごを全て乗せます。周りを1cmくらい開けておきます。
もう1枚のパイ生地を上から被せ、端に水をつけて閉じます。フォークなどで押さえつつ、模様を付けます。
全体に卵液を塗り、上部中央に穴を開けます。
オーブンに入れて20分焼いたら、一旦取り出します。この時オーブンは加熱したままで。
表面にグラニュー糖（分量外）をふりかけ、再びオーブンへ。約10分ほど焼けば完成です。

メモ：ビター感を出すためには、しっかりとグラニュー糖を焦がしてください。
　　　パイ生地が厚いと焼き時間が長くなり、生焼けになるので注意。