以前ご紹介したオーガニック豆パスタの ATLANTE(アトランテ) から、今度はチョコレートがコストコに入荷しました!
最初は『カプチーノ』フレーバーだけが入荷していたのですが、先日『ジャンドゥーヤ』フレーバーも入荷。ジャンドゥーヤ好きの息子用に購入しました(いや、自分用かな?・笑)。
ATLANTE Cuneesi(クネエジ)ジャンドゥーヤ 500g 968円(税込・2020年4月)
食べてみると、濃厚なヘーゼルナッツフレーバーというわけではないけれど、普通においしいチョコレートでした。
とにかく、サイズが大きくて食べ応えがあるんですよー! 1粒で満足できるチョコレートです。
Cuneesiって?
何で読むんだろうと調べてみたら、クネエジ(クネージ)らしいことがわかりました。
イタリアのピエモンテ州の都市 Cuneo(クーネオ)が語源で、『クーネオからの何か=クーオネ発祥のもの』ということから、Cuneoの形容詞『Cuneesi(クネエジ)』がチョコレートの名称として広がり、定着したようです。*本当の発音は、クーン・エイ・ジーらしい。
この『Cuneesi』の誕生には諸説あり、古いもので1900年、あるパティシエの失敗から誕生したというものと、1923年『Cuneesi al Rhum』というチョコレートを『Bar Arione』を経営する Arione 氏が妻と作ったもの、というもの。
どちらが起源なのかは決着が付いていないようですが、『Cuneesi al Rhum』(濃厚なダークチョコレートの中にラム風味のチョコレートフィリングが入ったメレンゲ菓子)と呼ばれる伝統的なチョコレートは、Arione氏が特許を取得しているため、同じ製法で作られたチョコレートであっても、その名前を名乗ることはできません。
ということで、現在は見た目同じようなチョコレートであっても、『Cuneesi』や『Sanmichelesi』など、製造される町の名前の形容詞がつけられたり、またフィリングもラム風味&メレンゲだけでなく、グランマニエ風味・ノンアルコールのヘーゼルナッツクリーム・マロンクリームなどが入ったものが多く販売されているようです。
ちなみに、『Cuneesi』チョコレートを有名にしたのは、作家のアーネスト・ヘミングウェイだという説もあり、1954年に友人の誘いで『Arione』を訪れてチョコレートを購入しているんですって!
面白いですね〜。
商品について
横から見ると中が見えているので、この段階で1粒が大きそうというのがわかります(笑)。
実はこのチョコレートの包み方も伝統的らしく(上部Arioneポスター画像参照)、ほとんどの『Cuneesi』商品は同じ様に包まれているようです。
こんな感じにね。
これが実際の1粒。ゴロンと大きく、直径は3.5cm・高さ2cmもあります。
断面を見ると、砕いたヘーゼルナッツがたっぷりと入っているのがわかります。ミルクチョコレートプラリネなので、外側も内側のフィリングもミルクチョコレートです(笑)。
やはりオリジナルの『Cuneesi al Rhum』とは程遠いなぁ。
原材料
砂糖・ココアバター・全粉乳・植物油脂・カカオマス・ヘーゼルナッツペースト・ヘーゼルナッツグレイン・ヘーゼルナッツ・低脂肪ココアパウダー・脱脂粉乳・乳糖/乳化剤(大豆由来)・香料
どんな味?
実際に食べてみると、
普通においしい。
ごく普通のプラリネです。ちょっと甘めかなーという印象はありますが、濃厚過ぎるヘーゼルナッツを感じるわけでもなく、食べやすいプラリネといった感じ。砕いて入っているヘーゼルナッツの歯応えもいい。
しかも、数を数えてみたら全部で29粒入っていたので、1粒単価は33.3円とボンボンショコラとしては格安です! 繊細な味でなくても、きっと十分満足できるはず(笑)。コーヒーや紅茶にも合いますよ。
まとめ
イタリア ピエモンテ州の伝統あるチョコレート『Cuneesi』は、本来ラムの利いたチョコレートですが、 ATLANTE の『Cuneesi』は、ドーム型のチョコレートの中にプラリネがたっぷりと入った、1粒が大きくボリュームのあるチョコレートでした。
口溶けが良くまろやか・・・という感じではないのですが、普段食べるには十分おいしいチョコレートで、むしろガッツリ食べたい人には、ちょうど良いサイズ感ではないかと思います(笑)。
とにかく、最近は家に長く居ることが増えているので、こういう甘いものを活用して、気分転換するのも良いですね。
ということで、ヘーゼルナッツやプラリネ好きの人には特におすすめ。ぜひ食べてみてください。
おすすめ度: