先日バナナレシピをご紹介した時、バナナを入れたスポンジケーキも焼いていました。
シフォン型を使っていますが、普通のスポンジケーキです(笑)。ところが、イマイチ納得のできる焼き加減・味にはならなかったので、再度チャレンジするべく、またバナナを購入しました。
さあ、作るぞー!
と思っていたら、家族から「スポンジケーキじゃないもっと違うものがいい」とリクエストがあり、急遽変更。それじゃあ、久しぶりにクラフティでも作ろうかとなりました。
ということで、今日は簡単バナナクラフティのレシピをご紹介します。
クラフティってどんなもの?
クラフティー(clafoutis)は、フランスのリムーザン地方(中南部に位置する)の伝統菓子。基本はブラックチェリーをたっぷり入れて焼いたカスタードプリンタルトのようなものですが、他のフルーツを使って焼いてもおいしく食べられます。
レシピ
材料(21cmタルト型1台分)
<タルト生地>
- 薄力粉・・・150g
- 三温糖・・・30g(なければ上白糖)
- 有塩バター・・・85g
- 卵黄・・・1個分
- 牛乳・・・大さじ1
<フィリング>
- 卵・・・2個
- グラニュー糖・・・60g
- 薄力粉・・・20g
- 生クリーム・・・100g
- 牛乳・・・30g
- ヨーグルト・・・20g(なければ牛乳でも代用可)
- ラム酒・・・大さじ1(なくてもOK)
- バナナ・・・3本
作り方
- タルト生地を作ります。フードプロセッサーに薄力粉・三温糖・バターを入れて混ぜます。
- 全体が混ざったら、卵黄と牛乳も加えてさらに混ぜます。最初はなかなか粉っぽさ消えませんが、そのまま混ぜ続けると塊になってきます。1ヶ所に生地がまとまってきたらOK。取り出します。
- 取り出した生地は、生地がなめらかになるまで手の腹で押しながら伸ばして馴染ませます。
- 生地が均一にまとまったら、めん棒を使って用意した型よりも少し大きめに伸ばし、型に敷き詰めます。底にフォークで穴を開け、冷凍庫へ。1時間以上冷やします。
- タルト生地が冷えた頃、オーブンを170℃に余熱スタート。
- バナナは皮を取って、斜め切りにします。厚さは5mm程度。
- 上記画像のように生地の上に放射線状に並べるか、もしくは敷き詰めるように並べてください。(画像は2本分のバナナを並べた状態です)
- ボールに卵とグラニュー糖を入れて、すり混ぜます。
- 混ざったら振るった薄力粉を加え、さらによく混ぜます。
- 残りの材料を全て加えてよく混ぜ、バナナの上から流し入れます。
- 余熱が完了したらオーブンに入れ(あれば中・下段)、40分ほど焼けば完成です。焼き上がりは型よりもはみ出して膨らんでいますが、冷めると縮みます。
お好みで粉糖をかけると見た目がおしゃれになりますよ(笑)。
クラフティは、カスタードクリームのようなプリンのような、なんとも不思議な食感なんですよね。焼きたてのアツアツも、冷やしたものも、どちらもおいしいです。
ちなみに、息子はクラフティを「キッシュのお菓子バージョン」と呼んでいるんですよ(笑)。確かに塩や胡椒、具材をベーコンやチーズに変えればキッシュっぽいかも。
今回はタルト生地も作りましたが、耐熱容器を準備してフィリングだけを焼いてもおいしく食べられます。ココットなどの小さい容器に少しずつ入れて焼けば、パーティーなどにも良いですね。
お好みのフルーツで、ぜひ作ってみてください。