コストコの巨大板チョコ“ナトラ 3パックバー”ってどんなチョコ?

コストコのチョコレートが充実するのは、秋から冬にかけて。

でも、今年のバレンタインシーズン終了あたりに、今まで見たことがないチョコレートが入荷ていたんですよ。それがこちら。

Natra(ナトラ) 3パックバー 300g×3枚 1,398円(税込・2019年6月)

見かけたことありますか?

あまりにも巨大な板チョコだったので、思い切って購入とはならず(苦笑)。というのも、このサイズだとかぶりつくというより、割って食べなければいけませんからね。ちょっと面倒だなぁと思ったわけです。

で、結局今まで購入しなかったのですが、この季節になると流石にコストコのチョコレートも代わり映えせず・・・。ならば、食べたことのない巨大板チョコにチャレンジしてみるか! となりました(笑)。

Natra(ナトラ)って?

日本では聞きなれないNatra(以下ナトラ)社は、1943年創業のスペインの会社。創業者は若い化学者の3人で、ココアの成分のひとつ『テオブロミン』の抽出方法を発見しました。その後、1950年から本格的にチョコレートの製造・販売を開始。

現在は、チョコレートだけでなく、トリュフやスプレッドなども製造。また、チョコレートの原料となるカカオマスやカカオバター、クーベルチュールチョコレートなども製造し、工場用製品として販売しています。

生産工場はスペインをはじめ4ヶ国(スペイン・フランス・ベルギー・カナダ)にあり、今回購入したものはフランス工場で製造されたフランス産となります。

どんなチョコレート?

初めて見た時、『KUAPA PREMIUM』とあったので、ブランド名がKUAPAなんだと思っていましたが、実はそうではなく、恐らく使用されている原料のカカオ豆が、ガーナの『Kuapa・Kokoo(クアパ・ココ)』という生産者団体に所属する人々が育てたものだから、『KUAPA PREMIUM』なんだと思われます。

クアパ・ココのカカオ豆は、熱帯雨林の木陰で育ち、収穫後ゆっくりと乾燥発酵されます。このカカオ豆で作られたチョコレートは口当たりが良いのが特徴らしい。ちなみに、クアパ・ココが生産したチョコレートは、フェアトレードチョコレートとしても有名で、日本でもフェアトレード製品を扱うショップなどで購入することができます。

さて、KUAPA PREMIUMのチョコレートはどんな味なんでしょうか?

3枚並べると、迫力のある板チョコですよね(笑)。

1枚が300gなので、通常の板チョコレートの6枚分! サイズは長さ29cm、幅8.5cmといったところ。本当に大きいです(笑)。

開けてみると中はこんな感じ。手でも簡単に割れるよう1粒は小さめになっていました。これなら割りやすいですね!

大体1粒のサイズは、森永のダースチョコくらいで、それよりも少し厚みがある程度です。

こちらは、アーモンドの背面。全体的にアーモンドが散りばめられているので、どこを割ってもアーモンドが食べられそうです(笑)。

 

原材料

  • ダークチョコレート・・・カカオマス・砂糖・ココアバター・低脂肪ココアパウダー/香料・乳化剤
  • ミルクチョコレート・・・砂糖・ココアバター・乳調製品(砂糖・脱脂粉乳・バターファット・カカオマス)・全粉乳・カカオマス/乳化剤・香料
  • アーモンド入りミルクチョコレート・・・砂糖・ココアバター・アーモンド・乳調製品(砂糖・脱脂粉乳・バターファット・カカオマス)・全粉乳・カカオマス/乳化剤・香料

 

では、実際に食べてみたいと思います。

うん、

 

どれも普通においしいです。

 

このサイズで、あまりイマイチだったらどうしようかと思っていましたが、大丈夫でした(笑)。中でもアーモンド入りミルクチョコレートは、結構おいしく気に入りました。

ただ、3種類共通で感じたのは、どれも溶けにくいということ。もう少し口どけが良いのかと思っていたのですが、意外とすーっと溶けずに、ゆっくりと溶けて長く口の中に残る感じなんですよ(笑)。でもこの溶け方、私は嫌いじゃないですけど。

 

それぞれの味

  • ダークチョコレート・・・カカオ70%。ビター感はさほど強くなく食べやすい。
  • ミルクチョコレート・・・カカオ33%。濃厚で甘さは強め、でもまろやかな感じではない。
  • アーモンド入りミルクチョコレート・・・カカオ33%。市販のアーモンドチョコレートのチョコ感をアップした感じ。チョコレートの味はミルクチョコレートと同じ。

 

まとめ

初めて購入したナトラのチョコレートは、3種類ともそれなりに濃厚な味で食べやすく、特別感のあるチョコレートではないものの、食べていて普通においしいと思えるものでした。

とは言え、バレンタインシーズンに奮発して購入するような繊細な味わいのチョコレートではないので、あくまでも普段食べるチョコレート的な感じです。

個人的には「男っぽいチョコレート」だなという印象で、何と言うか、味も口当たりもちょっと荒削りな感じがしました。良く言えば素朴な味。でも、結構好きな味なんですけど(笑)。

ちなみに家族の感想は、「おいしいね」でした(笑)。「これいいーー」という感動の声は聞こえませんでしたが、パクッと1粒を気軽につまんで食べるには問題ないようです。(もちろん、割っているのは私ですよ!!)

ちょこちょこ割って食べるのが面倒な人は、お好みで『バークチョコ』のように大きく割ってみるのもアリだと思います。製菓用に使ってもいいですね。

恐らく我が家は製菓用として使う前に消費しそうな勢いなので、試すことはできませんが、なかなか減らない場合は、チョコガナッシュガトーショコラなどを作って消費するのもいいんじゃないかと思います。

おすすめ度: