コストコのジッパーバッグ“USii ジッパーバッグ”を検証してみた結果発表!

先日の『コストコ購入品』で少しご紹介した『USii プロデュース ジッパーバッグ』、どれくらいの保存効果があるのか実際に検証してみたのでご報告!

USii は台湾ブランド。ポリオレフィンプラスチック製品の『ジッパーバッグ』と『トップアップバッグ』という野菜の保存袋だけを専門に製造しています。なので、使用前はかなり効果が高いのではないかと想像していました。

ジッパー

SPC USii プロデュース ジッパーバッグ L・XLサイズ(57バッグ) 1,548円(税込・2020年11月)

ところが、確かに効果はあったものの思ったほど高くはなく、普段私が実行している野菜の下処理とさほど変わらない結果となりました。

とは言え、野菜をポンとバッグに放り込むだけでOKなので、下処理の手間を省くという意味では有効に使えると思います。

商品について

開けたところ

コストコでは、 L・XLサイズの2種類がセットになって販売されています。

ジッパー2種

中のバッグは、ジップロックよりも若干不透明度が高いですね。

製品の特徴及び注意点

やはり気になるのは、保存効果だけでなく安心して使えるかどうか。ビニール手袋だって、食品用とそうでないものがありますから。

調べてみたら、USii の『ジッパーバッグ』は包装や容器、食品との接触物質規制などのFDA(アメリカ食品医薬品局)やTFDA(台湾厚生省食品医薬品局)などの認証を取得していたので、安心して使えますよ! 問題なしです。

ただ、前回にも触れましたが使用に関する注意点があるので、まずは再度確認しておきましょう。

 

  • 24℃以上の室温では腐敗が進みやすく、29℃以上の室温では使用しない方がベター(冷蔵庫推奨)。
  • さくらんぼ・アスパラガス・アボカド・マッシュルームなどは、そのものの代謝が早いため『ジッパーバッグ』に入れてもさほど効果はないので、入れずに早めに食べる方が良い。
  • にんにく・かぼちゃ・玉ねぎ・根生姜などの水分が多い野菜は、乾燥させたところに置くのがベター。バッグに入れると逆に腐敗が進む可能性がある。

 

サイズ

サイズは、2種類とも大きめ。

 

サイズ

  • Lサイズ・・・30cm×30cm
  • XLサイズ・・・50cm×30cm

 

これぐらいのサイズだと、青菜もすっぽり入れられるので便利ですね。

大は小を兼ねるではないですが、SやMサイズは作られていないので、小さなフルーツなどを入れる時もLサイズを使うことになります(笑)。

おすすめの食材

『ジッパーバッグ』利用に特におすすめの野菜が何なのかを表でまとめておきます。「これ入れていいの?」と迷った時の参考にしてください。

おすすめ野菜・フルーツ
  • キノコ類・・・エリンギ・しめじ
  • フルーツ類・・・キウイ・りんご・グアバ・バナナ・マンゴー・桃・パパイヤ・ライチ
  • 野菜類・・・グリーンペッパー・ピーマン・カリフラワー・ブロッコリー・ 水菜・菜種・セロリ・タケノコ・レタス・チンゲン菜・エンドウ豆・オクラ・人参・大根・キャベツ・きゅうり・なす

ただ、基本的にどんな野菜やフルーツを入れても大丈夫とは言え、風通しの良いところに保管した方が良い野菜、水分が多い野菜などは注意しつつ使用した方が良さそうです。

特に以下のものは、『ジッパーバッグ』に入れても冷蔵庫には入れないように!

 

  • フルーツ類・・・バナナ・パパイヤ・パッションフルーツ・グレープフルーツ
  • 野菜類・・・まだ熟れていないトマト・かぼちゃ・サツマイモ・里芋・山芋・生姜

 

使用可能期間

洗って何度も使える『ジッパーバッグ』ですが、およその使用期間目安は

1ヶ月

です。使用後水洗いをして、中と外を完全に自然乾燥させればまた使用できます。

ただ、バッグそのものに傷があったり傷んだ野菜などに使用したものなどは、雑菌の繁殖原因となるため早々に交換した方が良いようです。

検証した結果は?

お待たせしました! では、実際に使用した結果をご報告しまーす。

水菜1

今回検証に使ったのは、水菜。検証開始時点で、既に購入から4日経っています。

水菜比較1

USii の『ジッパーバッグ』は、基本的に洗わずそのまま放り込めばOKなので、こうして半分ずつに分けて野菜室で保存しました。

そして、さらに5日放置した結果・・・

水菜比較2

こんな感じになりました。両者とも若干しなっとなっているかなーという印象を受けます。

水菜中身

やはり、葉の部分が若干しなびていますね。

水菜比較3

でも、どうでしょう?

どちらもほぼ変わらないと思いませんか? というか、むしろ下処理した方が元気な気もするんだけど・・・(苦笑)。

水菜比較4

左がジッパー、右が下処理。こうして葉の部分を近くで見ると、

 

やっぱり下処理した方が元気かも!?

 

まぁ、触った感じはほぼ同じなんですけどね(笑)。

ということで今回の検証では、ただ買ってきたものを放り込むだけで、5日〜1週間はほぼ鮮度が劣化しない、効果のあるバッグということが実証されました。

まとめ

コストコに新商品として登場した USii の『ジッパーバッグ』は、野菜やフルーツを洗わずにそのまま放り込むだけで、長く保存ができる便利なものでした。

食品を入れても問題ない素材が使われているので安心だし、大きめ野菜も入れられるサイズは、忙しい人のまとめ買いに重宝すること間違いなし!

ただ、以前ご紹介した野菜を長持ちさせる下処理などをする時間がある人には、ちょっともったいないバッグかなーという気もします。

今回の水菜で言えば、購入後に水菜の根の部分に濡らしたキッチンペーパーを当てて保存した場合とほぼ変わらなかったですしね〜。

ということで、適切な下処理が面倒!! という人にはおすすめできる『ジッパーバッグ』なので、気になる人はぜひチェックしてみてください。1度購入すれば、当分使えますよー(笑)。

おすすめ度: