先日、コストコでハードチーズのグラナ・パダーノを購入しました。

カークランドシグネチャー グラナ・パダーノ 18ヶ月熟成 223円/100g(税抜き) 1,638円(税込)
グラナ・パダーノは、日本ではさほどメジャーではないイタリア産のチーズなのですが、本国では、必ずどの家庭の冷蔵庫にもストックされるほど定番のチーズなんですよね。
ザ・庶民派チーズ!という感じ。
とは言え、PDO(=AOP)マーク(原産地呼称保護)もついている伝統あるチーズなのです。

PDOについてはこちらの記事で。
同じハードチーズにはパルミジャーノ・レッジャーノもありますが、こちらは製法が違うことから、イタリアでも高級品(笑)!!
それに比べると熟成期間(15〜18ヶ月)も短く、味がまろやかで食べやすいグラナ・パダーノ。お手頃価格で手に入ることもあり、特別な日にはパルミジャーノ・レッジャーノ、普段使いにはグラナ・パダーノという風に使い分けている家庭も多いようです。
ちなみに、パルミジャーノ・レッジャーノの熟成期間は最低でも2年間!!当然、熟成期間が長ければ長いほど、旨味が増して高価にもなります。さすがはチーズの王様ですね(笑)。
どんな風に食べる?
ところで、『カルボナーラ』を作るとき、パルミジャーノ・レッジャーノの代わりにペコリーノ・ロマーノを使っても・・・と聞いたことはありませんか?
実は、カルボナーラはローマ生まれのパスタで、本来ペコリーノ・ロマーノで作られるものなのです。なので、パルミジャーノ・レッジャーノが代用されている側なんですよね。
そもそも原材料の乳が別もの(牛と羊)なのに、どうしてパルミジャーノ・レッジャーノで作るの?と不思議に思いますが、風味がよく似ていることと、あまり日本ではペコリーノ・ロマーノが流通していなかったことが理由なのかなと思います。
同じように、グラナ・パダーノが日本でメジャーではない理由もしかり。今は通販で簡単に手に入りますが、ご近所スーパーでは見かけませんからね(苦笑)。
でも、すごく食べやすいチーズなんですよ!
さて、粉チーズと違い、かたまりで購入するとどんな風に使って食べれば良いかわからない、使い切れるかわからない・・・という人もいるでしょう。
というわけで、我が家の食べ方をご紹介(笑)。
1. そのままおつまみ(おやつ)に。

これ、すごーーくおいしい!この食べ方はおすすめです。ワインだけでなくビールにもよく合いますよ。胡椒はお好みで。
2. サラダなどのトッピングに。

シンプルなグリーンサラダに小さく砕いたブロックを混ぜたり、ピューラーなどで削ったスライスをカルパッチョに使ったりすると、粉チーズとはまた違う味のアクセントになります。
3. 料理に。
グラタンやハンバーグ、ソースなどにジャンジャン使う。
と、こんな風に使っていると、間違いなく風味が落ちる前に食べきれます(笑)。それにパルミジャーノ・レッジャーノほどクセがないので、とても食べやすいのも魅力。どんな料理にも合わせやすいと思いますよ。
ということで、今日は簡単パスタ『ベーコンとサラダほうれん草のパスタ』をご紹介します。
パスタ・・・160g
ベーコンスライス・・・5〜6枚(ロングサイズなら2〜3枚)
サラダほうれん草・・・ひとつかみ
グラナ・パダーノ・・・削ったもの適量
にんにく・・・1片
オリーブオイル・・・大さじ3
塩・胡椒・・・適量
- にんにくはみじん切り、ベーコンは1cm幅に切ります。サラダほうれん草はさっと洗って水気を切っておきます。
- パスタは、標準時間よりも1分短めにゆでます。
- パスタがゆで上がる時間に合わせ、フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて火にかけ、香りが立ったらベーコンを入れてよく炒めます。(焦げるくらいがおいしい)
- 次にサラダほうれん草も加えさっと炒めたら、パスタのゆで汁を30〜50ml加えて混ぜます。
- そこにゆで上がったパスタを加えて混ぜます。味をみて塩で調整してください。
- 器に盛りつけたら、グラナ・パダーノをトッピングし、上から胡椒をふれば完成です。

シンプルだけど、チーズと一緒に食べるとおいしいパスタです。今回はサラダほうれん草を使いましたが、お好みの野菜でもOKです。ぜひ作ってみてください。
グラナ・パダーノは市場価格だと100g単価 600〜750円ほどしています。なので、カークランドシグネチャーのグラナ・パダーノは・・・
格安!
ってことですね(笑)。
食べたことない人は、ぜひ!
コストコには、よく知らないチーズも並んでいますが、いろいろ試してみようと思える価格なのはありがたいです、ホント。
こちらもおすすめチーズです!
同じくPDO(正確にはイタリアのDOP)マーク入り生ハムもおすすめ!
おすすめ度:★★★★☆