コストコではさまざまなチーズが販売されていますが、おいしいものが多く、口に合わずに失敗・・・というのはあまり経験がありません。
なので、はじめてのチーズも「食べてみよう!」と試す気になるわけで・・・(笑)。チーズの知識がなくても、おいしく食べられたらOKですよね!
FINLANDIA Muenster cheese(フィンランディア ミュンスターチーズ) 907g 1,238円(税込・2018年3月)
これは以前、オニオングラタンスープのレシピ紹介記事でも登場したチーズ。おいしくてリピ買い中なので、改めてご紹介したいと思います。
ミュンスターチーズ
日本のスーパーで並ぶチーズに『Muenster』(発音はミュンスター=mjúnstɚ)という種類を見かけたことはないのですが、アメリカではポピュラーなチーズのようです。
特徴は、やわらかさと淡黄色とオレンジ色の皮!! はじめて皮のオレンジ色を見たら、きっと『着色料バリバリじゃん!』と言いたくなってしまいますが(笑)、この色は食用色素(ベニノキ=アナトー)で付けられたものなのでご心配なく。
この色素は、チェダーチーズやコルビーチーズ、ミモレットなどにも使われている『オレンジ』色素なのです。ベニノキ(アナトー)の実は赤くて(正確には濃いオレンジ)、甘みと少しナッツ風味があり、そのフレーバーを添加するのによく使われています。
溶かすとおいしい

パッケージ上部には便利なジッパーがついていますが、開封後はおそらくカビが生えやすいので、すぐに食べない分は冷凍保存が良いかと思います。
私は毎日パンに乗せて食べているので、早いペースでなくなります(笑)。それでも半分は冷凍保存していますよ。
さて、このチーズはそのままでも食べられますが、断然溶かして食べる方がおいしいです。本国アメリカでも、マカロニチーズやチーズバーガー、ピザなどによく使われているんですよ! そう、溶かしているんです!!
ということで、溶かしたミュンスターチーズをどうぞ(笑)。
どうですかーー?
おいしそうでしょう? 高温になったチーズがフツフツと音を立てながら溶けた感じが伝わるでしょうか。
引っ張ると、こんな風に伸びます。
でも!
実は、モッツァレラチーズほど長く伸びるわけではありません。冷めた部分からプチンと切れます(笑)。でもそれが食べやすくて気に入っているんですけどね。
肝心のお味の方は、特にクセがなくやさしい味です。濃いチーズというわけでもないので、どんな料理にもあわせやすい(=使いやすい)チーズかなと思います。ミルクミルクもしていません。
個人的には、やっぱりパンと合わせると最高かな(笑)。塩加減がちょうど良いのです。
バター代わりですよ(笑)!
フィンランディアって?
ところで、このチーズを製造しているメーカー『フィンランディア』は、その名前の通りフィンランドに関係があります。
1950年代、アメリカで設立されたフィンランディアは、フィンランドの国内乳製品シェア80%を誇るValio社の傘下となっています。元々は酪農協同組合からスタートしたValioですが、現在は株式会社となりさまざまな乳製品を開発しています。
古くは、Valioの研究所にいたArtturi Ilmari Virtanen(アルトゥーリ・ヴィルタネン)博士が、乳製品の品質を保全する方法を発見・開発をして特許を取得しています。その後その功績が認められ、1945年ノーベル化学賞を受賞しているんですよ!! なにげにすごいですね(笑)。
そして、その博士の技術をそのまま使い品質を守り続けているのがフィンランディアというわけです。もちろん、原材料の生乳もフィンランド乳牛のものを使用する徹底ぶり。つまり、製造過程最初から最後まで、フィンランド(ヨーロッパ)の伝統職人の技術を駆使し、こだわりを持って高品質のチーズやバターを作っているのです。
ニューヨーカーにも人気のフィンランディアのチーズ、みなさんも食べてみませんか? コストコでは、他のフィンランディア商品も並んでいますよ。ぜひチェックしてみてください。
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