キッシュを作ってみない?意外と簡単にできる洋風卵料理

キッシュは、フランスのアルザス=ロレーヌ地方の郷土料理。パイやタルト生地の中に卵と生クリームで作った液を流し込んで焼いた、言わばフランス版卵料理です(笑)。よくフレンチレストランの前菜盛り合わせなどに出てきたりしますが、食べたことありますか?

そのキッシュの定番は、キッシュロレーヌ。ベーコンとグリュイエールチーズを使って作るおいしいキッシュです。でもほうれん草やキノコなど様々な素材で作ってもおいしいんですよね。

ということで、今日はフレンチだけれど実は簡単に作ることができるキッシュレシピをご紹介します。具材は冷蔵庫の残りものを使いますよ。

生地作りも、先日ご紹介したパイ生地と同じようにフードプロセッサーのお世話になって(笑)、簡単パート・ブリゼ(=練り込みパイ生地)を作ります。

もちろん、面倒なら冷凍パイシートを使ってもOK!そうすれば、さらに手間なく作れます(笑)。

さて、私がはじめて作ったキッシュはキッシュロレーヌだったのですが、意外と濃厚でたくさんは食べられなかったんですよね。でも焼きたての熱々やほのかに温かさが残っているキッシュの方が冷めたキッシュよりも断然おいしいので、今回は5〜6人いれば食べきれるくらいあっさりとしたキッシュを作りたいと思います。

レシピ

材料(21cmタルト型1台分)

<練り込みパイ生地>

  • 薄力粉・・・150g
  • 強力粉・・・20g
  • バター・・・70g
  • 水・・・50ml
  • 塩・・・ひとつまみ

<具材>

  • ブロッコリー・・・100〜150g
  • ロティサリーチキン・・・50g〜80g
  • バター10g
  • 塩・胡椒・・・適量

<アパレイユ=卵液>

  • 卵・・・2個
  • 生クリーム・・・120ml
  • シュレッドチーズ・・・30g
  • 塩・胡椒・・・適量

作り方

<土台準備>

  1. フードプロセッサーにパイ生地材料をすべて入れて、ある程度かたまりになるまで混ぜます。
  2. 生地を取り出してラップに包み、冷蔵庫で最低1時間以上休ませます。
  3. 休ませた生地は打ち粉(分量外)をしてめん棒で3mmほどの厚さに伸ばし、底が抜けるパイ型に敷きます。
  4. 底全体にフォークで穴を開け、膨らまないようにします(たくさん開けた方が良い)。
  5. 余った生地は、型抜きなどをしても(画像のプードル型に抜いたものが余り生地分です)。
  6. 200℃に予熱したオーブンで、12〜13分ほど空焼きをします。

<キッシュ>

  1. 土台を焼いている間に具材の準備をします。さっと茹でたブロッコリーとほぐしたロティサリーチキンをバターで炒め、塩・胡椒で味を整えます。
  2. 空焼きが完了したパイ生地に移し、ひろげます。
  3. ボールに卵を割り入れよく混ぜます。
  4. 混ざったら生クリームも加えてさらに混ぜ、シュレッドチーズも加えます。こちらも味を見ながら塩・胡椒で味を整えます。
  5. ひろげた具材を包むように卵液を流し入れます。
  6. 200℃に予熱したオーブンに入れ、15〜18分ほど焼けば完成です。

粗熱が取れたキッシュをカットして、お皿に盛り付けてどうぞ。ちなみに、オーブンから出したては膨らんでいて今にもあふれそうになっていますが、徐々に沈んできます。

お好みでトマトソースをかけてもおいしいですよ。

また、残りものということで、今日はブロッコリーとロティサリーチキンを使いましたが、なんでもOKです。お肉系を入れずに野菜だけでもおいしく作れます。でもその場合は生クリームを100mlに減らして牛乳を20mlを加えると、野菜に合うキッシュに仕上がるのでお試しを。

具材は冷蔵庫の残りものでも、キッシュは見た目が豪華なので家族からクレームが出ることはないと思います(笑)。もしいつもと違うものが作りたくなったら、作ってみてください。

あ、オーブンの端っこで焼いたパイもサクサクに焼けましたよ(笑)。

このトイプードル型、かわいいけれどやっぱり食べるときは躊躇してしまう。例えば、脚食べちゃった・・・とかね(笑)。

>>ロティサリーチキン活用レシピはこちら。

>>冷凍ロティサリーチキンの解凍方法はこちら。