ちょこっと炊飯器に残ってしまったごはんの活用法として、以前みたらし団子をご紹介しましたが、今日は洋風レシピをご紹介します。
普段は小分けにして冷凍したごはんも、少しずつたまってくると『そろそろまとめて使わなきゃ』となるわけで・・・(笑)。
そんなときは、主婦の腕の見せどころですよ!「これ、残りごはん?」と家族にバレない気づかれないように調理をしてしまうのです。
ということで、今日はイタリア料理で有名なスップリをアレンジ! スップリ風ライスグラタンレシピです。
スップリとは?
スップリって聞いたことあるけど・・・という人のために少しだけご説明。スップリ(suppli)はイタリアのローマで主に前菜として食べられているライスコロッケのことです。
たまにアランチーニも同じだという人もいますが、ちょっと違うんですよね。基本的に真ん中にモッツァレラチーズが入っていて小さめサイズがスップリで、お米の中にチーズを混ぜ込んでいて真ん中には好みの具材を詰め、サイズも大きなものがアランチーニと呼ばれているのです。
なので、よくイタリアンレストランで前菜に出てくる小さいコロッケは、概ねスップリで間違いないと思います。
レシピ
材料(4人分)
- 残りごはん・・・300〜350g
- たまねぎ・・・1/2個
- 生ハム・・・30g
- 赤ワイン・・・大さじ1
- オリーブオイル・・・大さじ1
- 水・・・200ml
- トマトソース・・・大さじ4(60gくらい)
- 固形ブイヨン・・・1個
- モッツァレラチーズ・・・30~40g(シュレッドタイプ使用)
- パン粉・・・20g(茶こしなどを使って細かくする)
- 仕上げ用エクストラバージンオリーブオイル(フシコス使用)・・・20g
作り方
- たまねぎと生ハムはみじん切りにします。
- フライパンにオリーブオイルとたまねぎ、生ハムを入れて炒めます。たまねぎが完全に透き通るまでしっかり炒めてください。
- そこに赤ワインも加えて、さらに炒めます。
- 赤ワインの水分がなくなったら水、トマトソース、固形ブイヨンを加えます。ぐつぐつ沸騰してから約5分煮込みます。
- 次に残りごはんも加えさっと混ぜたら、準備した耐熱容器に1/2量を移します。
- 移したごはんの上にモッツァレラチーズを全体に広げてのせ、残りのごはんも移し入れます。
- 細かくしたパン粉をごはんが隠れるようにトッピングします。
- 最後に仕上げ用エクストラバージンオリーブオイルをかけ、グリル(オーブントースターでもOK)で約15分焼けば完成です。
スップリのように丸くはないし、ひき肉も入っていないけれど、表面はまるで揚げたようにサクサクなるんですよー!なので、口に入れたらほぼスップリです(笑)。
でも断面にチーズがとろ〜〜り出てほしい!もっと!と思うなら、たっぷりのチーズを挟んでもいいですね。お好みで調整してみてください。
あとポイントは、面倒でもパン粉は細かくすること!これマストです。この細かさがスップリ風の決め手ですから(笑)。
今回、おいしいオリーブオイルで揚げるとうまうまになるスップリを再現したくて、仕上げ用には昨日ご紹介した『フシコス』を使いました。
やっぱりおいしいですよーーー!
口に入れた瞬間がマジでおいしい!
全然しつこくなく軽く仕上がるので、仕上げ用にはおいしいオイルがおすすめです。残りごはんをどうしよう? と思ったら、ぜひ作ってみてください。