はちみつを有効活用!やわらかローストビーフ

以前、はちみつ風味のローストポークをご紹介しているのですが、今日はローストビーフバージョンです。

三元豚で作ったときは、BBQイメージではちみつを使ったのですが、実ははちみつにはお肉をやわらかくする力があるんですよね。

お肉にはちみつ

お肉に火を通すと固くなってしまった・・・。調理経験者なら1度や2度は経験しているはず(笑)。でもおいしく食べるにはやわらかさは重要ですよね。

なぜお肉は固くなる?

それは、焼くときの熱によってタンパク質が変成するから。ところが、はちみつの成分(ブドウ糖と果糖)が肉の組織に浸透することで、それを防ぐことができてしまう!

 

すばらしい!はちみつ(笑)。

 

ちなみに、お肉をやわらかする代表的な方法には、

 

  • パイナップルやたまねぎのすりおろしに漬けておく
  • 肉の筋を切り、叩く
  • 酒をふる
  • 片栗粉をつける

 

などがあります。

時間があれば漬け込むのも良いのですが、比較的早く調理したいときなどは、はちみつがGOOD!浸透が早いので、15〜20分ほど漬けるだけでも違います。

おまけに、肉汁が出てしまうのを防いでくれるという優秀さ(笑)!なので、通常のローストビーフ作りのように、オーブン調理の前に肉の表面を焼きつける必要がないのです(100%しなくて良いわけではないですよ・笑)。

とにかく、簡単においしく食べたい

というわけで、はちみつを大いに役立てようじゃないか!と思うわけです。(使い過ぎると甘さが勝ってしまうので注意ですけど・・)

さて、今回使用した牛肉は、もちろん最近のお気に入り部位『ウワミスジ』です。

ウワミスジについては、こちらの記事で。

これが、ウワミスジの断面ですよー。もも肉とよく似て脂身がほとんどありませんよね。本当にローストビーフ向けの部位だなと思います。

レシピ

材料(牛塊肉3〜4人分)

  • 牛肉(ウワミスジ)・・・1ブロック(500〜600g)
  • はちみつ・・・大さじ3〜4
  • 塩・胡椒・・・適量

作り方

  1. 冷蔵庫から出したウワミスジに塩・胡椒をします。
  2. 肉を包めるくらいのサイズにカットしたラップを用意し、中央にはちみつを半量のせて広げます。その上にウワミスジをのせ、ウワミスジの上から残りのはちみつをかけます。
  3. すぐにラップでウワミスジを包み、そのまま室温で1時間置きます(夏場は冷蔵庫へ)。
  4. オーブンを200℃に予熱します。
  5. オーブンペーパーを敷いた天板にウワミスジをのせ、オーブンへ。約20〜22分焼けば完成です(途中で上下を返さなくても大丈夫です)。
  6. 焼けたらすぐにアルミホイルに包み、そのまま冷まします。
  7. 冷めたら、好みの厚さに切りお皿に盛りつければ完成です。

なんだかマグロの赤身みたいですが、この状態で時間を置けば、はちみつがお肉に浸透してくれます(笑)。

焼きたてを見ると、このまま裂いて食べてもおいしそうと思ってしまう(笑)。

今回、このローストビーフを食べるときは、たっぷりのフライドガーリックをトッピングしてオリーブオイルを少量ふりかけました。レホール(西洋わさび)柚子胡椒ドレッシングなどをつけてもおいしいと思います。お好みのソースでどうぞ。

とても簡単なので、ぜひ作ってみてください。

手間なし調理でおいしく食べる・・・これってやっぱり重要ですよねーー(笑)??